高値が続く野菜。鹿児島市内のスーパーでは、キャベツが1玉500円近く、白菜も例年にない高値になっています。野菜の高値、いつまで続くのか?取材しました。
(記者)「全国的にも高値となっているキャベツ。こちらの店ではきょうは1玉500円近くしますが、半分にするなどして、買いやすい価格でも提供しています」
鹿児島市東谷山のスーパーです。炒め物やサラダに欠かせないキャベツが、1玉480円。去年の同じ時期の198円から2倍以上となっています。去年夏の猛暑や大雨で生育が遅れ、去年11月から価格の上昇が続いているといいます。
(買い物客)「なかなか1玉は買えない。半分買うのも躊躇しながら買う感じ」
(買い物客)「高いですよね、全部が。何か代用がないかなと思いながら買っている」
(フレッシュフィールドなりざわ 成沢洋社長)「ここまで(価格が)上がるとは思っていなかった。(原因は)気候や生産体制が上手く追いつかない。市場の方に入荷がないとどうしても取り合いになるので、値段が上がってしまう」
価格が落ち着くのはいつごろになるのでしょうか?
(フレッシュフィールドなりざわ 成沢洋社長)「春キャベツが出てくるのが2月後半。それが出回れば安定した価格になってくると思う」
鍋料理に欠かせない、白菜も高値が続いています。去年は、2分の1カットで258円だったのが、きょう1月14日は350円。白菜も去年の猛暑などで生育が遅れたためで、もうしばらく高値が続きそうだということです。
その一方で、価格が落ち着いてきた野菜も。長ネギは先月、1本で200円を超えていましたが、きょう1月14日は1束で280円。ブロッコリーは先月1株380円でしたが280円と、100円下がっていました。
(フレッシュフィールドなりざわ 成沢洋社長)「野菜が高い時期は、例えば漬物や冷凍野菜を使うとか、(手ごろに)野菜をとる方法は他にもある。安い時期には思いっきり(生野菜を)使った料理をしてもらうというのといい」
例年にない高値が続く野菜。工夫で乗り越える日々が続きそうです。