大隅地区の県立学校の男性教諭が女性に対しわいせつな行為をしたとして、停職3か月の懲戒処分を受けました。このほかに、うその理由で不正に休暇を申請したなどとして、県立学校の講師ら2人も停職などの懲戒処分を受けました。
鹿児島県教育委員会によりますと、大隅地区の県立学校に勤務する42歳の男性教諭はおととし、県内で女性に対しわいせつな行為をしたということです。
去年10月、被害を受けた女性から学校関係者に相談があり、発覚したもので、男性教諭は停職3か月の懲戒処分を受けました。
男性教諭は「女性が同意したと一方的に捉えてしまった。絶対にあってはならないことをしてしまった」と話しているということです。
また、県教委は、うその理由で不正に休暇を取得したなどとして、鹿児島地区の県立学校に勤める48歳の男性事務主査を停職3か月の懲戒処分としました。
事務主査は去年、「身内に不幸があった」などとうその理由で2日間休暇を申請したり、正当な理由なく、少なくとも10日間欠勤を繰り返したりしたということです。
このほか、警察と県教委によりますと、去年6月、コインランドリーに複数回侵入し、他人の洗濯物を取り出したとして逮捕、送検された北薩地区の県立学校に勤める26歳の男性講師について、減給6か月の懲戒処分としました。
男性講師は今月15日付けで、退職願を提出したということです。
今年度、県教委が出した懲戒処分は23件となり、10件だった昨年度の倍以上となっています。県教職員課の中島靖治課長は、「不祥事が続けて発生していることは遺憾。根絶に向けて取り組みたい」とコメントしています。