韓国の尹錫悦大統領が15日、内乱を首謀した疑いで身柄を拘束されました。鹿児島で暮らす韓国人は「残念なことだ」と話します。
(ソウル出身 李濬京さん)「国民に謝罪して間違ったことを認めて、自分で降りればよかった、それが一番いい形だったのではないかと思う」
韓国の合同捜査本部は15日午前、内乱を首謀した疑いで尹大統領の身柄を拘束しました。
尹大統領は先月、「国政がまひしている」として国会や政党の活動が制限され言論やメディアも軍に統制される「非常戒厳」を発令。戒厳令は翌日解除されましたが、合同捜査本部が捜査していました。
韓国・ソウル出身で、日置市で旅行会社を経営する李濬京さんは「残念なことだ」と話します。
(日置在住・ソウル出身 李濬京さん)「(拘束は)すごく悲しい、残念で恥ずかしいこと。そういう状況をつくったのは大統領なので、もう少し賢く対応できなかったのかと思う」
韓国で現職の大統領が拘束されるのは、史上初めてで、李さんは今後の経済への影響を懸念しています。
(日置在住・ソウル出身 李濬京さん)「世界の韓国に対するイメージが悪くなることが一番心配、それがいろいろ影響して韓国の経済が悪くなることが心配」
今後、合同捜査本部が裁判所に逮捕状を請求するかどうかの判断が注目されます。