県関係の国会議員に新年にかける抱負などを聞くシリーズ「国会議員新春に語る」です。15日は参議院鹿児島選挙区選出で自民党の野村哲郎議員です。
【農政の課題】
Q.鹿児島の農業が抱える課題というのは、どのようにお考えですか。
(自民党 野村哲郎参議院議員)「一番の課題は後継ぎがいない、後継者がいないことではないかなと思う。一番良いのは家族が継ぐのが良いが、なかなかそう思うようにはいっていないので、とにかく県外の人が鹿児島に入ってきて、新しい作物なり、いま一生懸命作っているものをなんとか引き継いでほしいと思っている。
これから先、伸びていくのは、緑茶だろうと思います。ようやく外国の人が日本のお茶を理解しだしてくれたと思っている。だから緑茶をどんどんこれから勧めていきたい」
【夏の参院選と農政の後継者】
Q.同じ参議院議員の尾辻秀久さんが、今期限りの引退となった。自民党県連の選対委員長として、次の夏の参院選はどのように戦っていくか。
(自民党 野村哲郎参議院議員)「立候補された方が、自分の陣営というか、自分たちで一生懸命うごいてもらえる人たちを集めてやっていたが、もう総がかりで自民党総がかりで1人を必ず当選させる。
今までの選挙は個人の選挙が強かったが、もうそうはいかないと思うので、自民党が一つになって、自民党も変わったという姿をぜひ国民のみなさんに見ていただきたい。
ただ、私が大変心配しているのは、いま鹿児島県の農業を政治家としてリーダーとしてやっているのは、鹿児島でいえば、森山先生なり、私も少しかじっているが、われわれがいなくなった後の鹿児島県の農政が非常に心配で後継者をどうするかというのが、これからわれわれの大きな後継ぎをつくるための課題となっています」
【今年の漢字】
Q.今年のキーワードを教えて下さい。
(自民党 野村哲郎参議院議員)「今年は「食」。この一文字で、また仕事もここを中心にやりたい。食べ物というのは非常に大事ですから、日本の人口は減っているが、世界の人口はどんどん増えていますから、食というのは本当にみなさんにひもじい思いをさせないように、われわれがきちんと農業を栄えさせて、食をつくっていくという、日本としては一番大きな課題になってくると思います。
食というのがどれほど大事かというのを、ぜひ子どもたちにも考えてほしいなと思っています」