警察官になりすまし、70代の女性から現金1600万円をだまし取った疑いで、千葉県の解体作業員の男が逮捕されました。
詐欺の疑いで逮捕されたのは、千葉県に住む解体作業員の男(25)です。
県警によりますと、男は去年7月下旬から9月上旬までの間、氏名不詳者らと共謀して警察官になりすまし、鹿児島県内の70代女性に「あなたは詐欺の重要参考人で、預金が悪いことに使われている。紙幣番号を確認するので現金を送ってください」などとうその電話をかけ、現金1600万円を宅配便で送らせだまし取った疑いが持たれています。
女性の被害総額は1億2000万円にのぼるとみられ、このうちおよそ2400万円については、同様の手口でだまし取った疑いで先月、千葉県に住む別の男が逮捕されています。
今回逮捕された男について警察は現金を受け取った「受け子」とみていますが、容疑の認否については「捜査に支障がある」として明らかにしていません。
警察は他にも共犯者がいるとみて引き続き捜査しています。