鹿児島銀行は16日、保険会社からの出向者が、顧客情報およそ9000件を漏えいしていたと発表しました。
鹿児島銀行によりますと、顧客情報を漏らしていたのは、東京海上日動火災保険から出向していた社員です。
2009年から去年7月までの間、東京海上以外の複数社が扱う火災保険の契約者名や保険料などを、東京海上とそのグループ会社に漏えいしていました。
個人5600件、法人3400件のあわせておよそ9000件で、社員は「東京海上のシェアを増やしたいと思い、他社の契約者の情報を漏らした」などと説明しています。これまでに二次被害は確認されていないということです。
鹿児島銀行と東京海上では専用の電話窓口をもうけ、問い合わせに対応しています。