県内で去年1年間に確認されたうそ電話詐欺やSNS型ロマンス詐欺の被害額は20億円を超えました。県警が注意を呼びかけています。
県警によりますと、県内で去年1年間に確認されたうそ電話詐欺は237件、SNS型詐欺は193件であわせて430件でした。被害額はあわせておよそ20億8000万円にのぼります。
去年12月には、県内の70代の女性が総務省を名乗る人物から電話で、「あなた名義の携帯電話が登録され、犯罪に使われている可能性がある」などと言われました。
女性はその後、警視庁と検察庁を名乗る人物からLINEで、「詐欺事件で逮捕された男が『あなたの口座を使った』と話していて、あなたは逮捕される。金融資産を調査するため、預金を預けてほしい」などと言われました。女性は指定された口座にあわせて1500万円を振り込み、だましとられたということです。
県警は「警察官や検察官が現金の振り込みなどを指示することは絶対にない。電話で身にお覚えのないお金を要求された場合などは警察や家族に相談してほしい」と注意を呼びかけています。