きょう1月20日は二十四節気の「大寒」です。暦の上では、1年で最も寒さが厳しいころですが、鹿児島県内では日中の気温が3月中旬並みの暖かさとなったところもありました。
八代海に面する出水市では、20日朝、養殖のりの初収獲が始まり、長さ20センチほどに育ったのりを機械で収獲していました。
(作業中の人)「手は冷たいが、天気がいいのでちょうどいい。(寒くない?)大丈夫」
冷え込みは緩んだものの、海の中での作業は冷たそうでした。のりは2月の節分で食べる恵方巻用などとして出荷されます。
(のり養殖業 時吉耕二さん)「色も黒く、のりも柔らかく、いいのりがとれたと思う」
そして、午後になると…
(記者)「午後1時前の気温は、手元の温度計で19.6度。マフラーもいらず、暖かく過ごしやすくなっています」
鹿児島市の公園では、上着を脱いで遊ぶ親子やウォーキングを楽しむ人たちの姿が見られました。
(ウォーキング中の人)「今の季節と暦とで、ミスマッチがある。汗ばむぐらい、歩いていて」
(親子)「いつも通りあたたかい服を着て来たらびっくりした」
(親子)「(子どもは)滑っての繰り返しで、すごい暑い」
20日は高気圧に覆われ、各地で晴れ、日中の最高気温は与論島で21.1度と、奄美地方のほとんどで20度を超え、屋久島で18.1度、肝付町で17.9度、鹿児島市でも17.5度など、2月中旬から3月中旬並みの暖かさとなりました。
この暖かさは、今週いっぱい続く見込みです。