鹿児島県内で造られた本格焼酎を審査する鑑評会がきょう21日から鹿児島市で始まりました。
鑑評会は新酒が出そろうこの時期に県酒造組合が開いているもので、県内で造られたサツマイモ、黒糖、米、麦の本格焼酎のできばえを審査します。
今年は94の蔵元から214点が出品されました。
初日のきょう21日は芋焼酎のみの審査で、熊本国税局や県工業技術センターなど7人の審査員が、コップに注がれた焼酎を1つずつ手に取り、香りや味を確かめながら審査していました。
(熊本国税局鑑定官室 小濱元室長)「大きな欠点のあるものはなく非常に調和して、かつ芋としてのおいしさ。そういうものが追究できているのではないかという印象をもった」
県酒造組合によりますと、サツマイモ基腐病が落ち着いてきたこともあり県内の本格焼酎の生産量は去年6月までの1年間で前の年より多い11万9377キロリットルでしたが、出荷量は11年連続で減少しているということです。
鑑評会はあす22日までで、来月14日に結果発表と表彰式が行われます。