国内最大のツルの越冬地・出水平野で冬を過ごしたツルが、北の繁殖地へと帰る「北帰行」が始まりました。
鹿児島県ツル保護会が、22日午前10時すぎからナベヅル32羽が長島方面へ飛び立ったのを確認したことから発表したもので、去年より7日早い発表です。
シベリアや中国への北帰行は3月末まで続く見込みです。22日朝はツルにスタミナをつけてもらおうと、えさに冷凍イワシも与えられていました。
(住民)
「さみしい。元気でいってらっしゃい」
「また来シーズン元気でおいでよと言いたくなる」
(クレインパーク 堀昌伸館長)「天気も良く絶好のタイミング。無事シベリアまで飛んでいっていただきたい」
出水平野では今シーズン、越冬するツルが1万2992羽確認され、28シーズン連続で1万羽を超える「万羽ヅル」となりました。