鹿児島市電で22日、車内に不審物が置かれたテロを想定した訓練が初めて行われました。
鹿児島市電でテロを想定した訓練は初めてで、市交通局と消防、県警からおよそ100人が参加しました。
不審な男が置いていった紙袋から異臭が発生した想定で、客を車外に避難させ、化学物質に汚染されていないかを調べました。また、県警機動隊のテロ対策部隊が不審物を持ち出す手順を確認したりしました。
(鹿児島市交通局電車事業課 末吉健治課長)「いろんな所でテロが発生しているということで、テロ対策の訓練の必要性を感じて開催した」
(県警察本部警備課 本村明敏理事官)「実際の電車を使用したことで実践的な訓練ができたと思う。直感として怪しいと不審に思った場合は通報してほしい」
鹿児島市交通局によりますと、これまでに市電で不審物が見つかった事例はないということですが、今後も訓練を続けるということです。