三島村の硫黄島で発生した山林火災で、橋の補修工事で出た火の粉が火災の原因となった可能性があることが新たに分かりました。
(記者)「火災が発生した硫黄島の橋。焼損の激しかった橋の向こうは通行止めとなっていて両脇は黒く焼け焦げている」
この火災は今月19日正午ごろ、三島村・硫黄島の南西部、岬橋近くのやぶで起きたもので、これまでに山林5000平方メートル以上が焼けたとみられています。島民125人にけがはなく、住居などへの被害もありません。
関係者によりますと、出火当時、現場近くの岬橋では補修工事が行われていて、ボルトを切断する作業などで出た火の粉が、周囲の枯れ葉に燃え移ったとみられることが新たに分かりました。
火は21日、ほぼ消し止められましたが、4日たった今も鎮火は確認できていないということです。