霧島連山の新燃岳で起きた本格的なマグマ噴火からもうすぐ14年です。24日は、周辺の小学校で大規模な噴火を想定した避難訓練が行われました。
新燃岳では2011年1月26日、本格的なマグマ噴火が発生し、周辺で多量の降灰や、空気の振動=空振でガラスが割れるなどの被害が出ました。
火口からおよそ7キロの霧島小学校では24日、新燃岳で爆発的噴火が相次ぎ、噴火警戒レベルが最高の5=避難に引き上げられた想定で訓練が行われました。
子どもたちはヘルメットをかぶり、体育館までの避難経路などを確認しました。
「噴火が起きたら落ち着いて避難行動したい」
「(訓練して)安心したけどまだ安心できない。またあるかもしれないから」
(霧島小学校 川久保浩史校長)
「いざというときに冷静に対応できるよう、静かに落ち着いて避難できる心を育てたい」
新燃岳の噴火警戒レベルは先月、火山性地震の増加で2年4か月ぶりに2の「火口周辺規制」に引き上げられていて、気象庁は、火口からおおむね2キロの範囲で大きな噴石に、1キロの範囲で火砕流に警戒を呼びかけています。