全国的に高値が続いている野菜の話題です。なかでもキャベツは1玉およそ400円とかなりの高値となっています。
この状況は今後どうなっていくのか取材しました。
(記者)「鹿児島市のスーパーです、青果コーナー見てみると…キャベツが1玉380円です」
去年11月ごろから続く「キャベツ」の高騰。例年と比べ、倍以上の値段です。
去年夏の猛暑の影響などで生育が遅れた上、収穫できたキャベツも小ぶりで出荷の基準を満たさず、市場に出回る数が少ないことが高騰の原因です。
(買い物客)「高い、高いけど食べないとね。もう値段を見ないようにしてる」
そんななか、付け合わせとしてキャベツが欠かせない存在のあの飲食店では…。
鹿児島市上福元町のとんかつ店です。ボリューム満点のとんかつ定食などを求めて連日行列ができる人気店です。
そのすべての定食に高く盛られたキャベツが添えられていて、おかわりも無料です。
(客)
「毎食キャベツ食べているからすごくありがたい」
「脂ものには必須。これだけキャベツ高いのに乗っけてくれるはうれしい」
1日の消費量は平日は50玉、週末は80玉ほど。特ににぎわった正月は100玉以上使いました。
(とんかつ竹亭 萩原大介統括マネージャー)「キャベツはかかせない、その時一番いいキャベツを仕入れたい。生で食べるものだから、やわらかいいいキャベツを仕入れて提供したい」
とはいえ、仕入れ価格は例年の2倍以上。終わりの見えない高値がかなりの痛手だといいます。
(とんかつ竹亭 萩原大介統括マネージャー)「キャベツがかなり痛い」
「(おかわりなど)制限はしないように頑張るけどどこまで(価格が)上がるか分からないので日々がんばっていきたい」
「あまりにも高くなるようなら考えないといけないと、頭が痛い。(制限しないと)断言はできない」
Aコープによりますと県内で栽培されているキャベツはこれからが出荷が増える時期で、今後、少しずつ価格が下がる見通しです。
(Aコープ青果担当 川内広大主任)「県内各地の生産者の出荷が増えて来月ごろまでには値段がだいぶ落ちてくる、もう少し待ってもらえれば」「やっと価格が下がる状況が見えてきたという段階」
キャベツに手がのびない日々ももう少しの辛抱なのかも?しれません。