ブドウのシャインマスカット、好きな方も多いのではないでしょうか?温暖な地域では育ちにくいといわれていますが、奄美大島で生産の見通しが立ちそうです。
シャインマスカットなどのブドウは、気温7.2度以下の低温となる時間が368時間以上必要だとされています。
このため、温暖な奄美大島では栽培が難しいとされてきましたが、瀬戸内町でおととしと去年、2年連続でシャインマスカットの収穫に成功しました。
これを受けて鹿児島県は28日、奄美市でシャインマスカット栽培に向けた講習会を開きました。
講習会には、パッションフルーツ農家などおよそ40人が参加。県の担当者から、奄美大島のシャインマスカットは糖度も18度以上と、県本土産と比べても遜色ない品質で、安定生産できる見通しが立ったと説明がありました。
(参加したパッションフルーツ農家)「奄美でもシャインマスカットが作れるというのは結構驚きで、自分でもできれば栽培してみたい」
(県大島支庁 松尾至身技術主幹)「いま取り組んでいる人たちがいるので、それが軌道に乗ったときに周りの人たちが続いていく流れができれば」
奄美大島では現在、5戸の農家がシャインマスカット栽培に取り組んでいて、関係者は「新たなブランドになれば」と期待しています。