県教委は、この春の公立高校推薦入試の出願者数を発表しました。平均倍率は全日制が0.49倍、定時制が0.60倍で、いずれも前年度を上回りました。
全日制の推薦入試は喜界、楠隼以外の66校で募集し、推薦枠2624人に対し、1292人が出願しました。平均倍率は0.49倍で、前年度の0.28倍を上回りました。倍率が最も高かったのは、松陽・美術科で1.73倍でした。
また、定時制の推薦入試は開陽と奄美の推薦枠20人に対し、12人が出願。平均倍率は、前年度0.45倍を上回る0.60倍でした。全校全学科の一覧は画像で掲載しています。
これまで公立高校の推薦入試は中学校長の推薦が必要でしたが、県教委はこの春の入試から校長の推薦が不要な「自己推薦方式」を導入。推薦方法は各高校が選び、25年度は全日制66校のうち59校で中学校長の推薦がなくても、受験生の意思で出願できるようになりました。
県教委は、平均倍率が前年度を上回ったことについて、「多くの受験生が自己推薦制度を積極的に活用した」としています。公立高校の推薦入試は来月4日、各校で面接などが行われます。