税金の滞納者から差し押さえた物の合同公売会が鹿児島市で開かれました。高級ブランド品や焼酎などさまざまな品が落札されました。
合同公売会は、県と県内の市町村が毎年開いているもので、地方税を滞納した人から差し押さえた品を、入札や競りで売却します。県税は、2023年度までに総額で14億3300万円が滞納されています。
30日は県と10の市が差し押さえた衣類や時計、電化製品、木彫りの置物など278点が出品されました。
(記者)「これから競り売りが始まる、出品されるのは高級ブランド財布やフランス人現代画家の版画などです」
高値がつきそうな品はオークション形式の競りで売却され、版画は3万9000円、ルイ・ヴィトンの財布は2万円と1万7500円、伊万里焼の大皿は1万1000円で落札されました。
(訪れた人)
「はじめて参加した。必要なものがあれば買いたい、安ければ買いたくなる、楽しい」
「シャンプーとリンスのセット(を入札した)。安かった、350円、楽しみながら見ている」
30日の公売会の落札合計金額はおよそ73万円で、差し押さえられた滞納者の納税額に補填されます。