30日午後8時13分に桜島の南岳山頂火口で爆発的噴火が発生し、噴煙が火口から2700mの高さまで上がりました。この爆発で、噴煙の中の火山灰が摩擦で帯電し、雷が発生する「火山雷」も確認されました。MBCが垂水市の牛根に設置した高感度カメラの映像では、噴煙の中で稲妻が光り、海を照らす様子が確認できました。火山雷の様子と今夜からあすの降灰予報は画像で掲載しています。
この噴火で、やや多量の噴煙が火口から南東方向(垂水・鹿屋方向)に流れました。噴火はおよそ40分間続きましたが、午後8時50分に噴火の基準未満
桜島では噴火警戒レベル3の入山規制が継続中で、今回の噴火についても特異な地盤の変動などはなく、活動は「レベル3の範囲内」ということです。
【降灰予報】
気象台が発表した降灰予報によると、31日午前3時までに桜島ではやや多量の降灰があり、降灰は南大隅町まで予想されます。
31日午前3時までに予想される降灰量は各市町村の多いところで次のとおりです。
やや多量 鹿児島市桜島
少量 鹿屋市、垂水市、大崎町、東串良町、錦江町、南大隅町、肝付町、指宿市
今夜からあすの降灰予報は画像で掲載しています。