鹿児島市が整備を目指しているサッカースタジアムです。県サッカー協会や鹿児島ユナイテッドFCなどが31日、県議会議員と鹿児島市会議員に「早期整備」を求めました。
(県ラグビーフットボール協会 佐藤文郎副会長)「地域や経済の活性化に寄与する効果が大いに期待される。新スタジアムの早期整備をお願いしたい」
県サッカー協会と県ラグビーフットボール協会、鹿児島ユナイテッドFCが先ほど開催したスタジアムの「早期整備」を求める説明会です。
候補地が白紙に戻って1年近く経っても見通しが立たない現状に…
(鹿児島ユナイテッドFC 徳重剛代表)「鹿児島のサッカー界、ラグビー界、いろんなスポーツ団体にとっても悲願になってきている。みなさまのお力で、我々の時代に決着をつける」
ユナイテッドFCの徳重代表は、仮に現状の白波スタジアムを改修したとしても、多額の改修費用がかかる上、陸上やラグビーなどスタジアムを使うほかの競技との難しい日程調整が引き続き必要になると訴えました。
また、県サッカー協会は、Jリーグの9割を超えるクラブで、自治体がスタジアムの施設を所有していると報告。参加した議員からは、財源について質問が相次ぎました。
(鹿児島市議)「入札不調になっている昨今である、財源の問題が出てくる。オールかごしまの思いはどのあたりまできているのか」
(県サッカー協会)「候補地が決まらない中でまだ一歩目にもなっていない。活動しながら県と市が一緒になってやっていただけることで、経済団体もそれなら一緒に考えようという流れになっていくのでは」
県サッカー協会などは今後、早期整備を求める署名活動を行う方針です。