H3ロケットは2日午後、種子島宇宙センターから打ち上げられ、打ち上げは成功しました。
H3ロケット5号機は、2日午後5時半に種子島宇宙センターから打ち上げられ、搭載した日本版GPS衛星「みちびき6号」を予定の軌道に投入し、打ち上げは成功しました。「みちびき6号」は、今後、赤道上空3万6000キロの静止軌道へ向かい、カーナビなどの位置情報精度の向上や災害情報の発信などに役立てられる予定です。
「みちびき」は現在、4機で運用されていて、今回の打ち上げで5機目になります。内閣府は、来年度中にさらに2機を打ち上げ、7機体制にすることを目指しています。現在は、アメリカのGPS衛星などと併用し位置情報の精度を高めていますが、7機体制になれば、日本の衛星のみで安定した測位が可能になります。
H3は、衛星を分離した現在も飛行を続けていて、長距離飛行技術を取得するためのデータ収集を行っています。打ち上げの成功は、去年2月の2号機以来4機連続です。