県が鹿児島港本港区に計画している新しい総合体育館の整備費を313億円から500億円近くに増額する可能性について、塩田知事は3日朝、事業費が増えるとしたうえで、県民や議会への丁寧な説明が必要になるとの考えを示しました。
(塩田知事)
「資材価格や人件費が大きく増えているなかで、増額という方向になるのではないかと思う」
関係者によりますと、県が鹿児島港本港区のドルフィンポート跡地に計画している新しい総合体育館=スポーツ・コンベンションセンターの事業費は資材や人件費の高騰などで、現在示している313億円から500億円近くに増額されることが検討されています。
基本構想で示していた245億円から2倍近くに膨らむ可能性もある中、3日朝、塩田知事は・・・。
(塩田知事)
「(Q・この金額でも県民の理解を得られると考えるか?)これから精査をした上で、議会を含めて丁寧に説明していきたいと思っている」
具体的な金額には触れなかったものの、今月19日に開会する県議会の前に増額した事業費を発表するとしたうえで、施設の規模や機能は維持しつつ、コストを抑えるために整備運営手法などの見直しを検討していると説明しました。
また、関係者によりますと増加分の財源については現在、県が所有する体育館と武道館の敷地を売却して捻出し、関連する事業費を6月の県議会定例会に提案するとみられます。