厳しい寒波で心配されるのが、水道管の凍結や破裂です。未然に防ぐにはどうすればいいか?鹿児島市水道局が3日、注意を呼びかけました。
冬場に起こる水道管の凍結や破裂。鹿児島市水道局では、40年ぶりといわれた2016年1月の寒波で、凍結や破裂などの修繕が293件発生し、断水は最大3100戸に上りました。
(水道局・給排水設備課大山英一課長)「水道管の破裂での断水や、凍結の影響は市民生活に影響が大きい。心の準備をしておいてほしい」
この冬一番の寒気が予想される中、鹿児島市水道局は3日、水道管の凍結を防ぐ方法を紹介する説明会を開きました。
水道局によりますと、水道管の凍結は気温がマイナス4度を下回ると起こりやすくなります。特に、北向きの日陰・風当たりが強い場所・屋外で管がむき出しの場所は、注意が必要といいます。
未然に防ぐためには、ホームセンターなどで手に入る保温材を巻くか、布や毛布を巻いた上からビニールをかぶせておくのも有効です。
凍結してしまった場合は、熱湯をかけると破裂するおそれがあります。ぬるま湯をかけるか、自然に溶けるのを待ってほしいとしています。
ただ、マンションなど集合住宅の場合は…。
(水道局給排水設備課 大山英一課長)「凍結した後に管理会社に連絡しても不通で水道局に連絡が来ることもあるが、水道局は中に入り作業することができない。マンションなどの場合は管理会社と凍結の対応を話しておくことが重要」
また、空き家の場合は、「事前に止水栓を閉める対策をとってほしい」としています。