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基本構想の2倍…新総合体育館“事業費500億円近く”に増額検討「仕方ない」「そんなに必要なのか」の声

MBC南日本放送 2025年2月3日 19時36分

鹿児島県は、鹿児島港本港区に計画している新しい総合体育館の整備費を、500億円近くに増額する検討を進めています。塩田知事は3日朝、取材に対し、「県民や議会に丁寧に説明する」と述べました。

(塩田知事)「資材価格や人件費が大きく増えているなかで、増額という方向になるのではないかと思う」

県が鹿児島港本港区のドルフィンポート跡地に計画している新しい総合体育館=スポーツ・コンベンションセンター。

事業費は、資材や人件費の高騰などで基本構想の245億円から313億円に増額しましたが、関係者によりますと、今回さらに500億円近くに増額されることが検討されています。

事業費の大幅な増加に、塩田知事は・・・。

Q.この金額でも県民の理解を得られると考えるか?
(塩田知事)「これから精査をした上で、議会を含めて丁寧に説明していきたいと思っている」

塩田知事は、具体的な額には触れなかったものの、今月19日に開会する県議会の前に、増額した事業費を発表するとしました。

基本構想から2倍近に膨らむ可能性のある事業費に、街では…。

(80代)「500億でも仕方ない、他のものもそう(値上がりしている)」

(40代)「物価が高騰しているので難しいかと思うが、なるべく安く、コンパクトにできればいいと思う」

(30代)「自分たちの生活とはかけ離れてる額、そんなに必要なのかなと思う」

(50代)「これからもっと高くなるような気がする。もう1回考えてもらいたい」

関係者によりますと、増加分の財源については現在、県が所有する体育館と武道館の敷地を売却して捻出し、関連する事業費を6月の県議会定例会に提案するとみられます。

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