鹿児島県内で初めてとなる「無人決済コンビニ」が今月5日、鹿児島市にオープンします。どんな仕組みなのか?取材しました。
鹿児島市の「よかど鹿児島」に登場したのは、県内初の無人決済システムを導入したファミリーマートの店舗です。
(記者)「無人決済システムはどういうものか、実際に買い物をしてみます」「通常の店舗と同じように商品を選びレジへ。バーコードを通していないのに、選んだ商品がレジに表示され、このまま決済。簡単です」
素早く買い物ができるわけは、天井にずらりと設置された30台のカメラと、センサーが内蔵された陳列棚です。
このカメラとセンサーでヒトとモノの動きを常に追跡することで、客が何を手に取ったか分かるため、支払い前の商品を手持ちのバッグに直接入れられます。
よかど鹿児島の店舗では現金は使えず、QRコード、クレジットカード、交通系ICカードなどで支払います。
ファミリーマートでは、人材不足の解消や客の利便性向上のため、こうした無人決済システムを2021年から導入しています。鹿児島での導入は、全国で47店舗目、九州では福岡、熊本に続いて3店舗目です。
(南九州ファミリーマート 飯塚隆社長)「人手不足の解消につながればと思う。簡単な決済で買い物ができるので、すぐに慣れていただけると思う」
無人決済システムを取り入れた「よかど鹿児島店」はあす5日オープンで、南九州ファミリーマートでは今後も積極的に導入していきたいとしています。