今シーズン最強の寒波で、鹿児島県内は5日、各地で雪が積もり、車のスリップ事故も相次ぎました。6日明け方にかけて再び大雪となるおそれがあります。
この冬一番強い寒気の流れ込みが続く県内。薩摩地方の山沿いや高台の住宅地を中心に、銀世界が広がりました。
(記者)「午前8時半の紫原です。雪の勢いが強くなってきました。視界も悪くなってきています」
鹿児島市街地も雪が降る中での通勤・通学に…
「会社まで歩くのがつらい。早く着かなきゃと」
「寒いっていうよりうれしい。なかなか見ることないので」
積雪や路面の凍結による事故も相次ぎました。県警によりますと、4日から5日にかけ、県内ではスリップなどによる交通事故が56件発生し、うち、4件が人身事故でした。
週末にかけて居座る見込みの強い寒気。薩摩地方の山地と平地、大隅地方の山地では、6日明け方にかけて再び大雪となるおそれがあります。
6日夕方までの24時間に降る雪の量は、薩摩地方の山地で10センチ、平地で5センチ、大隅地方の山地で5センチ、平地は1センチの予想です。
積雪・路面の凍結による交通への影響や、農作物・農業施設の管理、雪による見通しの悪化などに注意が必要です。