県教育委員会の協議会が開かれ、昨年度の不登校の児童・生徒数が前の年度より900人以上増えたことが分かりました。
県のいじめ問題対策連絡協議会には、学校関係者や臨床心理士、保護者らが出席しました。協議会での報告によりますと、昨年度の県内の公立学校と特別支援学校のいじめ認知件数は1万666件で、前の年度より154件減ったということです。
一方で、小学校から高校までの不登校の児童生徒数は、前の年度より925人多い5432人となり、増加傾向が続いています。また、5日は、近年増えているSNS上でのいじめの実例が紹介されました。
(県連合校長協会高等学校長部会長 黒木誠委員)「グループLINEなど閉ざされた特定グループの中だけで見られる中で、個人の悪口やひぼう中傷が行われている」
(県いじめ防止等対策委員会 岡山隆二委員長)「自分たち(学校)だけでどうにか解決するスタンスの中で、初期対応がうまく進まずにそれが原因で(解決が)長引いてしまうことがある」
委員会は今後も情報を共有し連携を図っていくとしています。