若い世代の感性を大島紬のデザインに取り入れる公募展の表彰式が、8日、鹿児島市で開かれました。
(受賞者の作品紹介)「奄美のきれいな海を波打ち際から空を見上げたような景色をイメージしてつくりました」
公募展は大島紬の織元の有志らが毎年、開いているもので、県内の高校生や短大生らが応募したデザインおよそ250点の中から11点が入賞しました。入賞作品のうち高校生2人、短大生1人の合わせて3つの作品は、今後、商品化されることが決まりました。
(商品化が決定・鹿児島純心女子短期大学1年 栗山華弥さん)「鹿児島の伝統工芸品の錫器は、見た目は灰色ですが、光に当てると反射してすごくキラキラしていて、それを表しました。とてもワクワクしています」
(鹿児島ひっとべの会 山口洋一会長)「まったく発想しない色や柄が出てくる。これからの次世代の人が求めているものが、そこから探究できるのが一番の魅力」
去年、入賞して実際に商品化された反物も披露され、デザインした受賞者はうれしそうに試着していました。