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かさばるスーツケースを、もしも折り畳めたら......

ニューズウィーク日本版 2016年2月29日 15時49分

 移動距離が飛躍的に伸びている21世紀の"旅する社会"に必要なコンセプトは何か。いま世界中の各業界が、そんな角度から物事を考えている。

 さて、旅に荷物は付き物だ。それを運ぶためのスーツケースも、まだまだ進化の足跡を積み上げていって欲しい。

【参考記事】これが、旅のコストを下げる広告入りスーツケース

 今回ご紹介する次世代スマートスーツケース「Néit」(クリックすると、サイトに繋がります)は、GPS機能付が付いたデジタルなバッグでありながら、10秒以内に簡単に30%の容積にまで折り畳むことができる。


 家が狭くてスーツケースの収納場所に困るという都会暮らしの人を念頭に開発された Néit-Kickstarter

 その容量と収納の機能的関係性は常にトレードオフであった。大きなスーツケースを買えば、それをしまう場所も当然大きくなり、かさばってしまう。

 そんな問題を解決しようとしたのが、今回の折り畳み型スマートスーツケースというコンセプトだ。8センチほどのスキマがあれば、ベッドの下にもソファーの横にも収納することができる。また、あたかも衣類と同じようにつり下げておくことも可能である。

【参考記事】カギも番号も要らない「指紋認証」の南京錠

 現在、Kickstarterで150ユーロ(約1万9,000円)で購入ができる。スーツケースは頑丈さや軽量さ、またデジタルな機能性はもちろん求められるだろうが、それに加え、どれだけ薄く折り畳んで収納できるかという点も、今後は重要な選択要素に挙げられていきそうだ。




※当記事はSocial Design Newsの提供記事です




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