米海軍制服組トップのジョン・リチャードソン作戦部長は17日、中国がフィリピンと領有権を争う南シナ海のスカボロー礁周辺で活動しているのが確認され、新たな岩礁埋め立てに向けた動きの可能性があると指摘した。ロイターに明かした。
フィリピン政府は南シナ海をめぐり、オランダ・ハーグの常設仲裁裁判所に中国との紛争の仲裁手続きを申請しており、数週間のうちに司法判断が下される見通しだが、リチャードソン氏は、これをきっかけに中国が2013年に東シナ海で行ったように防空識別圏を設定する可能性があるとの懸念を表明。
米国はそうした動きへの対応を検討していると語った。
リチャードソン氏は、スカボロー礁周辺で「水上艦による調査活動などの動きが見られる」とし、次の埋め立て区域になる可能性があると指摘した。
[ワシントン 17日 ロイター]
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フィリピン政府は南シナ海をめぐり、オランダ・ハーグの常設仲裁裁判所に中国との紛争の仲裁手続きを申請しており、数週間のうちに司法判断が下される見通しだが、リチャードソン氏は、これをきっかけに中国が2013年に東シナ海で行ったように防空識別圏を設定する可能性があるとの懸念を表明。
米国はそうした動きへの対応を検討していると語った。
リチャードソン氏は、スカボロー礁周辺で「水上艦による調査活動などの動きが見られる」とし、次の埋め立て区域になる可能性があると指摘した。
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