過激派組織「イスラム国」(IS)への掃討作戦を担当するマガーク米特使は15日、「(ISの支配地域は)縮小しており、かなり守勢に立たされている」と述べた。マガーク特使はアンマンで開いた記者会見で、米国主導の有志国連合による作戦で、ISが支配するイラク第2の都市である北部モスルやISが「首都」とするシリア北部ラッカの奪還が進展していると指摘。また最近、ISがモスルで現金を保管していた場所を突き止め、数億ドルの資金を押収。これを受けISは財政難に陥り、戦闘員への給与支払いを半減させたという。[アンマン 15日 ロイター]Copyright (C) 2016トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます