アメリカで爆発的な人気となっている「ポケモンGO」。日本に先駆けて7日にサービスを開始したアメリカでは、街中に出現するポケットモンスターを捕まえようとスマートフォンを見ながら歩き回る熱狂者が続出。これまでも意外なところでモンスターが出現し、話題になってきた。
例えば首都ワシントンD.C.にあるホロコースト記念館、バージニア州にあるアーリントン国立墓地、ニューヨークにある9/11メモリアル・ミュージアム......。
【参考記事】クレムリンにもポケモン現る
そこに仲間入りしそうなのが韓国の束草市。韓国ではまだサービスが開始されていないにも関わらず、束草では唯一、ポケモンGOのアプリが起動するというのだ。報道によると、韓国当局はその原因について、ゲームのシステムが誤って束草を北米エリアに分類したためだと説明した。
ホテルの予約が一週間で4倍に
理由が何であれ、人口8万人という小さな海辺の町の観光産業が、この事態を喜ばないはずがない。韓国メディアによると、束草ではここ数日のホテルの予約数が、先週と比べて4倍に膨れ上がった。
地元のレストランや商店は、ポケモンGOのユーザーに「特典」を用意するなど宣伝に躍起だ。ついには市長も応援に乗り出し、今後束草市は、市内の無料Wi-Fiを拡張し、ユーザーがゲームを中断しなくても済むようにスマホの充電基地も提供すると約束した。
【参考記事】米で大人気の「ポケモンGO」、ISISとの前線でプレイする猛者も登場
一方で韓国政府は、ポケモンGOに必要な地図情報システムの利用を許可するか否かを決めかねている。政府高官は、外国企業に対して韓国の地図情報の利用を許可すれば、北朝鮮を刺激し両国間の緊張が更に高まる恐れがあると危惧するからだ。
「ソクチョ市にとって、韓国政府が利用を制限するゲームを大々的に奨励するのは難しい」と話したのは、ソクチョ市観光課のリー・セムンだ。「でも、ポケモンGOのおかげで、メディアが連日ソクチョの話題を取り上げ、ゲームの熱狂者が次々にソクチョを宣伝してくれている。市の観光を盛り上げるのにはまさに最強の助っ人だ」
From Foreign Policy Magazine
シボーン・オグレイディ
例えば首都ワシントンD.C.にあるホロコースト記念館、バージニア州にあるアーリントン国立墓地、ニューヨークにある9/11メモリアル・ミュージアム......。
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そこに仲間入りしそうなのが韓国の束草市。韓国ではまだサービスが開始されていないにも関わらず、束草では唯一、ポケモンGOのアプリが起動するというのだ。報道によると、韓国当局はその原因について、ゲームのシステムが誤って束草を北米エリアに分類したためだと説明した。
ホテルの予約が一週間で4倍に
理由が何であれ、人口8万人という小さな海辺の町の観光産業が、この事態を喜ばないはずがない。韓国メディアによると、束草ではここ数日のホテルの予約数が、先週と比べて4倍に膨れ上がった。
地元のレストランや商店は、ポケモンGOのユーザーに「特典」を用意するなど宣伝に躍起だ。ついには市長も応援に乗り出し、今後束草市は、市内の無料Wi-Fiを拡張し、ユーザーがゲームを中断しなくても済むようにスマホの充電基地も提供すると約束した。
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一方で韓国政府は、ポケモンGOに必要な地図情報システムの利用を許可するか否かを決めかねている。政府高官は、外国企業に対して韓国の地図情報の利用を許可すれば、北朝鮮を刺激し両国間の緊張が更に高まる恐れがあると危惧するからだ。
「ソクチョ市にとって、韓国政府が利用を制限するゲームを大々的に奨励するのは難しい」と話したのは、ソクチョ市観光課のリー・セムンだ。「でも、ポケモンGOのおかげで、メディアが連日ソクチョの話題を取り上げ、ゲームの熱狂者が次々にソクチョを宣伝してくれている。市の観光を盛り上げるのにはまさに最強の助っ人だ」
From Foreign Policy Magazine
シボーン・オグレイディ