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イタリア中部地震で37人死亡、市長「生き物の気配がしない」

ニューズウィーク日本版 2016年8月24日 19時11分

 水曜未明にイタリア中部を大地震が襲った。建物は倒壊し、少なくとも37人が死亡、さらに多くが瓦礫の下に埋まっているという。ある町は「ほぼ壊滅」した、とも伝えられる。

 米地質調査所(USGS)によると、震源の浅い地震が古都ペルージャ県ノルチャの南東を襲った。地震の規模はマグニチュード(M)6.2。

壊滅的な被害を受けたアマトリーチェの町 REUTERS

 被災したアックーモリのステファノ・ペトルッチ市長は「夜が明けるにつれて」、被害が当初思ったより深刻だとわかったと言う。「想像以上にひどい。建物は倒れ、人々は瓦礫に埋もれ、生き物の気配がしない」

 この地域が大地震に襲われたのはこれが初めてではない。今回の地震の震源地リエティは2009年に数百人の命を奪った地震の震源から60キロしか離れていない。

ルーシー・クラークビリングズ

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