<ビーチでイスラム教徒の水着ブルキニを着るのは禁止だけど、何も着ないのはオーケーってどういうこと?>(写真はカナダのヌーディスト村)
フランスといえばこの夏、公共のビーチでの「ブルキニ」着用を禁止する自治体が相次いで、国際社会から批判にさらされたばかり。ブルキニとは、イスラム教徒の女性が着用する全身を覆う水着だ。
【参考記事】フランス警官、イスラム女性にブルキニを「脱げ」
ところが首都パリでは今、公共のヌードを解禁しようとしている。
早ければ来年の夏までに、ヌーディストはパリの指定されたエリアで自由に過ごせることになりそうだ。市議会は26日、ヌーディストエリアの設置を賛成多数で承認した。
ダビッド・ベリアール議員は、フランスには200万人に上るヌーディストが存在し、観光客が押し寄せる夏の数か月間はその数が倍に増えると言う。
ヌーディスト観光客へのサービス
「ヌーディストにとってパリは世界で最も人気がある旅先なのに、裸になれる公共の場所がない。彼らが自由に服を脱いでバカンスを楽しめるエリアを作りたい」
フランスにおけるイスラム教徒の人口は約500万人。国内のヌーディスト人口はその半分だ。
ブリュノ・ジュリアール副市長は、アンヌ・イダルゴ市長とともに計画を支持した。設置の条件は、市の中心部のすぐ外で、「公共の秩序を脅かさないよう、湖の近くなどで当局が取り締まれる場所」になる見通し。
【参考記事】イスラム女性に襲われISISがブルカを禁止する皮肉
ジュリアールが言葉を慎重に選んだのは皮肉だ。テロ組織ISIS(自称「イスラム国」、別名ISIL)が犯行声明を出したニースのトラック突入テロ以降、ビーチや湖、プールなどでブルキニを着用すれば、公共の安全に深刻な脅威になるという議論になったばかり。ブルキニはダメでヌーディストは良いというのは何とも気まずい。
緑の党に所属するベリアールは、これはブルキニ禁止論とはまったく別の問題だと言う。
「人々は自分の好きなように服を着られるし、全然着ないという選択肢もある」
好きな服を着られない人もいるようだが。
シボーン・オグレイディ
フランスといえばこの夏、公共のビーチでの「ブルキニ」着用を禁止する自治体が相次いで、国際社会から批判にさらされたばかり。ブルキニとは、イスラム教徒の女性が着用する全身を覆う水着だ。
【参考記事】フランス警官、イスラム女性にブルキニを「脱げ」
ところが首都パリでは今、公共のヌードを解禁しようとしている。
早ければ来年の夏までに、ヌーディストはパリの指定されたエリアで自由に過ごせることになりそうだ。市議会は26日、ヌーディストエリアの設置を賛成多数で承認した。
ダビッド・ベリアール議員は、フランスには200万人に上るヌーディストが存在し、観光客が押し寄せる夏の数か月間はその数が倍に増えると言う。
ヌーディスト観光客へのサービス
「ヌーディストにとってパリは世界で最も人気がある旅先なのに、裸になれる公共の場所がない。彼らが自由に服を脱いでバカンスを楽しめるエリアを作りたい」
フランスにおけるイスラム教徒の人口は約500万人。国内のヌーディスト人口はその半分だ。
ブリュノ・ジュリアール副市長は、アンヌ・イダルゴ市長とともに計画を支持した。設置の条件は、市の中心部のすぐ外で、「公共の秩序を脅かさないよう、湖の近くなどで当局が取り締まれる場所」になる見通し。
【参考記事】イスラム女性に襲われISISがブルカを禁止する皮肉
ジュリアールが言葉を慎重に選んだのは皮肉だ。テロ組織ISIS(自称「イスラム国」、別名ISIL)が犯行声明を出したニースのトラック突入テロ以降、ビーチや湖、プールなどでブルキニを着用すれば、公共の安全に深刻な脅威になるという議論になったばかり。ブルキニはダメでヌーディストは良いというのは何とも気まずい。
緑の党に所属するベリアールは、これはブルキニ禁止論とはまったく別の問題だと言う。
「人々は自分の好きなように服を着られるし、全然着ないという選択肢もある」
好きな服を着られない人もいるようだが。
シボーン・オグレイディ