<我が子に良いイメージの名前を付けたい親心。人気の名前ランキングの結果から子育て世代の本音が浮き彫りに......>
ドナルド・トランプ米大統領が就任してから、「ドナルド」という名前の人気が急落している。米社会保障局が12日発表した「2016年に誕生した赤ちゃんの名前リスト1000」によると「ドナルド」は、前年のランキングから大きく後退した。
「ドナルド」は前年の443位から45ポイント落として488位に急降下。こどもの命名に関する情報サイト「BabynameWizard.com」の創設者、ローラ・ワッテンバーグは、「トランプ支持者でさえ、自分の子にドナルドと名付けることはまずない」と指摘する。
【参考記事】トランプ支持率最低、白人男性が逃げ出して
God jävla morgon! Jag ska jävlar äta upp er alla! #trump #therealdonaldtrump #loudmouth #screamingandshouting Jimmie Olssonさん(@scuoba)がシェアした投稿 - 2017 5月 14 11:57午後 PDT
4月上旬、インベスターズ・ビジネス・デイリー(IBD)とテクノメトリカ・マーケット・インテリジェンス(TIPP)が実施した調査で、トランプ大統領の支持率は前月比10.1ポイント減の34%まで落ちたと報じられた。
ワッテンバーグは、「両親は一般的に議論の余地があるものに因んだ名前を付けたくない」と説明したうえで、トランプの人気が無くなりつつある可能性を示唆した。
クイニピーアク大学による最新の調査でも、トランプの大統領としての仕事ぶりを認めるのは36%にとどまる一方で、58%が評価しないという結果に。就任後わずか100日に満たない時点で、悲惨な数字が並んだ。
選挙を戦ったあの人も...
トランプ同様に、子育て世代の両親のあいだで嫌われている名前がある。ともに昨年の選挙戦争を戦ったヒラリー・クリントンの「ヒラリー」という名前は、発表されたリストにすら載っていない。
実際のところ「ヒラリー」は、バラク・オバマ前大統領とヒラリーが民主党からの大統領候補指名を争ったとき以来、同リストにランクインすらしていない。
Hillary Rodham Clinton is coming to Code https://t.co/uDEhhvpH1n pic.twitter.com/jqfdnHv6KR— Recode (@Recode) 2017年5月12日
【参考記事】アメリカ大統領選、クリントンの白人支持基盤はなぜ崩壊したか
過去に敬遠されたのはこの名前
巷を騒がせた人物の名前が露骨に敬遠される動きは過去にもあった。女の子の「ケイトリン」という名前は、2014年の600位から翌年に500位まで順位を上げる勢いだったのに、2016年には「ケイトリン」と読む3種類全ての表記でランク外となった。
影響は考えられるのは、1976年モントリオールオリンピックの金メダリスト、ブルース・ジェンナーが性同一性障害を公表した後に、女性名のケイトリン・ジェンナーに改名したことだ。
2015年に、女性化した姿でファッション誌「ヴァニティ・フェア」7月号の表紙を飾ると、保守系メディアの米報道番組FOXニュースが番組で侮辱しまくったのをはじめ、他メディアも続き、全米で物議を醸した。
ちなみにケイトリンは改名する以前に3度の結婚を経験し、最後の妻との間にトップモデルとして活躍するケンダル・ジェンナーとカイリー・ジェンナーをもうけている。
Caitlyn Marie Jenner, nascida em Mount Kisco, NY no dia 28 de outubro de 1949 (Escorpião), 67 anos de idade. pic.twitter.com/qF70kSAIjg— pedrão (@niggxgoals) 2017年1月25日
2016年に最も人気だった男の子の名前トップ5は、ノア、リアム、メイソン、ジェイコブ、ウィリアム。女の子は1位から順にエマ、オリビア、ソフィア、アバ、イザべラで、人気女優やモデルを連想させる結果となった。
一方不人気だったのは、男の子が、フランキー、デショーン、ジェイビオンなど。女の子は、ジャニヤ、ジョセリーン、リビー、プリンセス、シドニーだった。
【参考記事】陸上金メダリストの「女性化」にキレた米FOXニュースのご乱行
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ニューズウィーク日本版ウェブ編集部
ドナルド・トランプ米大統領が就任してから、「ドナルド」という名前の人気が急落している。米社会保障局が12日発表した「2016年に誕生した赤ちゃんの名前リスト1000」によると「ドナルド」は、前年のランキングから大きく後退した。
「ドナルド」は前年の443位から45ポイント落として488位に急降下。こどもの命名に関する情報サイト「BabynameWizard.com」の創設者、ローラ・ワッテンバーグは、「トランプ支持者でさえ、自分の子にドナルドと名付けることはまずない」と指摘する。
【参考記事】トランプ支持率最低、白人男性が逃げ出して
God jävla morgon! Jag ska jävlar äta upp er alla! #trump #therealdonaldtrump #loudmouth #screamingandshouting Jimmie Olssonさん(@scuoba)がシェアした投稿 - 2017 5月 14 11:57午後 PDT
4月上旬、インベスターズ・ビジネス・デイリー(IBD)とテクノメトリカ・マーケット・インテリジェンス(TIPP)が実施した調査で、トランプ大統領の支持率は前月比10.1ポイント減の34%まで落ちたと報じられた。
ワッテンバーグは、「両親は一般的に議論の余地があるものに因んだ名前を付けたくない」と説明したうえで、トランプの人気が無くなりつつある可能性を示唆した。
クイニピーアク大学による最新の調査でも、トランプの大統領としての仕事ぶりを認めるのは36%にとどまる一方で、58%が評価しないという結果に。就任後わずか100日に満たない時点で、悲惨な数字が並んだ。
選挙を戦ったあの人も...
トランプ同様に、子育て世代の両親のあいだで嫌われている名前がある。ともに昨年の選挙戦争を戦ったヒラリー・クリントンの「ヒラリー」という名前は、発表されたリストにすら載っていない。
実際のところ「ヒラリー」は、バラク・オバマ前大統領とヒラリーが民主党からの大統領候補指名を争ったとき以来、同リストにランクインすらしていない。
Hillary Rodham Clinton is coming to Code https://t.co/uDEhhvpH1n pic.twitter.com/jqfdnHv6KR— Recode (@Recode) 2017年5月12日
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過去に敬遠されたのはこの名前
巷を騒がせた人物の名前が露骨に敬遠される動きは過去にもあった。女の子の「ケイトリン」という名前は、2014年の600位から翌年に500位まで順位を上げる勢いだったのに、2016年には「ケイトリン」と読む3種類全ての表記でランク外となった。
影響は考えられるのは、1976年モントリオールオリンピックの金メダリスト、ブルース・ジェンナーが性同一性障害を公表した後に、女性名のケイトリン・ジェンナーに改名したことだ。
2015年に、女性化した姿でファッション誌「ヴァニティ・フェア」7月号の表紙を飾ると、保守系メディアの米報道番組FOXニュースが番組で侮辱しまくったのをはじめ、他メディアも続き、全米で物議を醸した。
ちなみにケイトリンは改名する以前に3度の結婚を経験し、最後の妻との間にトップモデルとして活躍するケンダル・ジェンナーとカイリー・ジェンナーをもうけている。
Caitlyn Marie Jenner, nascida em Mount Kisco, NY no dia 28 de outubro de 1949 (Escorpião), 67 anos de idade. pic.twitter.com/qF70kSAIjg— pedrão (@niggxgoals) 2017年1月25日
2016年に最も人気だった男の子の名前トップ5は、ノア、リアム、メイソン、ジェイコブ、ウィリアム。女の子は1位から順にエマ、オリビア、ソフィア、アバ、イザべラで、人気女優やモデルを連想させる結果となった。
一方不人気だったのは、男の子が、フランキー、デショーン、ジェイビオンなど。女の子は、ジャニヤ、ジョセリーン、リビー、プリンセス、シドニーだった。
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ニューズウィーク日本版ウェブ編集部