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ハリー王子と米女優メーガン・マークルが婚約! 来年春に結婚

ニューズウィーク日本版 2017年11月27日 20時0分

<ハリー王子とメーガン・マークルが遂に婚約。マークルはメディアの誹謗中傷を乗り越えて、英王室のメンバーに>

まだかまだかと婚約が噂され続けてきた英国のヘンリー王子(通称ハリー王子)(33)と交際相手の米女優メーガン・マークル(36)が約14カ月の交際の末、遂に婚約を発表した。

11月27日午前10時(現地時間)にケンジントン宮殿が公式ツイッターアカウントから、2人の婚約を正式に発表。この日を待ちわびたイギリス国民はじめ、世界中から祝福のメッセージが寄せられ、まさにお祭り騒ぎとなっている。

The Prince of Wales has announced the engagement of Prince Harry and Ms. Meghan Markle. pic.twitter.com/rtlAnFCWTf— Kensington Palace (@KensingtonRoyal) 2017年11月27日

(ハリー王子はメーガン・マークルとの婚約を発表します)


婚約の正式発表の噂は、10月上旬から現実味を増していた。USウイークリー誌が10月11日に掲載した記事には、既に婚約は交わされ公式発表を待つばかりというマークル側の関係筋のコメントが出た。同誌の伝えたマークルの友人の話では、マークルが出演中のドラマシリーズの撮影が11月に終了したタイミングで婚約を発表するとしていた。

一方、10月12日にはニューヨーク・デイリー・ニューズ紙が、10月7日にセルビアのフィリップ王子の結婚式が同国の首都ベオグラードで執り行われた際、ハリー王子とマークルが「今週末にも婚約を発表する」という噂で持ちきりだったという関係者の話を伝えている。

ニューヨーク・デイリー・ニューズは公式発表のタイミングを10月中旬、USウイークリーは、エリザベス女王とエディンバラ公フィリップ殿下の結婚70周年の前後で11月中が濃厚と見ていた。

しかし11月上旬には、「パナマ文書」報道を手掛けた国際調査報道ジャーナリスト連盟(ICIJ)が、タックスヘイブンに関する新たな「パラダイス文書」について報道。そこにはエリザベス女王の資産の一部がオフショア投資で運用されていた事実が記されていたことから、婚約発表の時期に何らかの影響があるのではと懸念されていた。

【参考記事】グーグルで最も検索されたハリー王子の彼女 誹謗中傷を超えたバースデー



焦らされ過ぎた公式発表とマークルの事情

そんな状況の中、2016年10月に交際が公になってから約14カ月でハリー王子は婚約発表に踏み切ったわけだ。

USウイークリーによると、交際が発覚した当時、既にマークルはチャールズ皇太子に紹介され、お墨付きを得ていたという。

しかし交際発覚後、女優として活躍するマークルが劇中で着用した衣装がセクシー過ぎることや、白人の父とアフリカ系アメリカ人の母親の血を引くことを問題視する声が出ていた。SNSでは、「財産目当て」や「不釣り合い」といった、中傷を超えた人種差別とも取れるバッシングが目立ち、耐えかねたハリー王子が異例の声明を発表し、恋人を守って逆風を乗り越えてきた。

以来、順調な交際ぶりを伝える報道は多かったが、2人揃って公の場に姿を現したのは今年の夏が初めてだ。マークルの36歳の誕生日だった8月上旬に何か起こるのではと期待は膨らんだが、公式発表は何もなかった。

しかし9月下旬、傷病兵によるスポーツ大会「インビクタス・ゲーム」の車椅子テニスの試合に駆け付けたハリー王子の傍らにはマークルの姿があった。このときから、ハリー王子とマークルは秘密裏に婚約を済ませ、政治的な事情を考慮しながら発表のタイミングを見計らっていると、米オンライン誌のデーリー・ビーストをはじめ複数メディアが報じていた。

誹謗中傷や政治的な事情も乗り越えて愛を育んできた2人。気になる今後の予定は、来年の春に結婚式を開催すると発表している。注目の婚約指輪は故ダイアナ妃のティアラの宝石で作ったもので、すでにマークルに渡されているという。まだ明らかでないことも多いが、婚約を正式に発表したことで12月のロイヤルクリスマスにマークルも参加できる見通しだ。

【参考記事】ヘンリー王子婚約か 公式発表は女王のジャッジ待ち?


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ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

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