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アマゾン火災は輸出牛肉のせい? 確かにブラジルの輸出量は...

ニューズウィーク日本版 2019年9月2日 18時0分

ブラジルのアマゾン熱帯雨林で記録的な森林火災が続くなか、火災の原因として、激化する森林破壊が指摘されている。

ブラジルは世界一の牛肉輸出国で、食用肉を育てるためには牧場地や飼料作物用の農地を確保する必要がある。同国の牛肉輸出量は世界トップだった2017年からさらに増加している。

一方、日本が関税を下げると先日発表した米国産牛肉も輸出量を拡大中。

2019年の世界の牛肉輸出量を国別に見てみると......(2019年4月時点の予測値)。

■1位:ブラジル

220万トン
2017年の調査に続き、世界でトップ

■2位:インド

163万トン
2017年の185万トンから減少

■3位:オーストラリア

151万トン
2017年とほぼ同量

■4位:アメリカ

147万トン
2017年の130万トンから増加

<2019年9月10日号掲載>

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※9月10日号(9月3日発売)は、「プーチン2020」特集。領土問題で日本をあしらうプーチン。来年に迫った米大統領選にも「アジトプロップ」作戦を仕掛けようとしている。「プーチン永久政権」の次なる標的と世界戦略は? プーチンvs.アメリカの最前線を追う。


ニューズウィーク日本版編集部

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