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写真のどこかにマムシが...見つけるのにどれだけかかった? SNSに投稿された「ヘビを探せ!」チャレンジ

ニューズウィーク日本版 2023年10月1日 13時0分

<投稿者によれば、これは「初級編」。ただし秋が深まって落ち葉が増えるとヘビを探すのはずっと難しくなるという>

猛毒を持つアメリカマムシは、周囲に溶け込む能力で知られており、多くの人々はその存在に気づかずに通り過ぎることになる。そんな、景色に溶け込んだヘビの写真をFacebookのアカウント「Shots by Sean」が投稿し、「あなたは見つけるのにどれだけかかった?」とチャレンジを呼びかけている。

■【写真】レベルは「かなり簡単」だという「ヘビを探せ!」チャレンジ写真と、マムシの位置

米ノースカロライナ州東部のクロアタン国有林で撮影されたこの写真を投稿した人物「ショーン」は、この写真の中のヘビを見つけるのは「かなり簡単」だとしている。ただ、1カ月ほど経ってさらに落ち葉が小道を覆うようになれば、もっと難しくなるだろうと述べている。

鋭い観察眼を持つ人なら、小道を横切って移動するヘビを見つけることができるだろう。

ミズーリ州自然保護局(MDC)によれば、アメリカマムシは「中型の太めのヘビで、鼻孔と目の間に感覚孔(感覚器官)がある」。他の毒ヘビに比べれば毒性は弱いが、噛まれた場合は医師の治療を受けるべきだという。

アメリカマムシの典型的な体長は60~90センチ程度だが、130センチを超えるものもいる。

今回の写真を投稿したショーンは、幼い頃からヘビに親しんでおり、ヘビに対する恐怖は「不当なもの」だと主張している。

ショーンはニューズウィークに対し、「私は子供の頃からヘビなどの爬虫類が好きで、ヘビは、無知や言い伝えが原因で、不当な恐怖や嫌悪を抱かれていると思う。すべての動物がいかに大切かを少しでも多くの人に知ってもらいたい」と語った。

マムシに噛まれないための注意点

MDCによると、毒ヘビに噛まれないようにするには、それが多く生息する可能性のある場所に近づかないことだ。以下が注意点だ。

・危険なヘビが生息している可能性のある場所では、安全靴を履く。
・岩や倒木の下に手を入れたり、またいだりしない。まずそれらの上に乗り、それからまたぐ。
・森の中を歩くときは、軽快に歩く。
・特に大きな岩や倒木の周辺では、立ち止まったり座ったりする前に地面をよく見る。
・マムシが最も活発に活動する夕方から夜の時間帯は、特に注意する。
・ヘビの種類が判別できなければ、とりあえず逃げる。

MDCによれば、ほとんどの毒ヘビは臆病で、通常は人を避け、静止することで見つからないようにするのだという。



アンダース・アングルシー

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