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黒ドレス衣装でハロウィン会場に登場...メラニア・トランプが7カ月ぶりの公の場、変わらぬ美貌を見せる

ニューズウィーク日本版 2023年11月4日 19時37分

<起訴されても精力的に活動する夫トランプとは対照的に、姿を見せなかったメラニア。その理由についてはさまざまな見方が出ていた>

ドナルド・トランプ前米大統領といえば、最近では起訴されて拘置所に出頭したことや、大統領への返り咲きを目指して有権者にアピールする姿などが頻繁に報じられている。そうしたなかで沈黙を守り、公の場に一切姿を見せていなかったメラニア夫人だが、ついに人々の前に姿を現した。トランプの邸宅マールアラーゴで開催されたハロウィン・パーティーに出席したのだ。

■【動画】仮装したゲストの前に黒ドレス姿で颯爽と登場...7カ月ぶりに姿を見せたメラニア

前ファーストレディは、夫とともにパーティー会場で撮影された。公の場に現れたのは、実に7カ月ぶりだ。夫とともに最後に目撃されたのも、米フロリダ州パームビーチにあるマールアラーゴで、そのときは一緒に昼食をとっていた。

トランプ夫妻は大きなパーティー会場を歩きまわり、ハロウィーンの不気味な衣装に身を包む出席者たちに言葉をかけた。ソーシャルメディアの複数の投稿によれば、トランプは「なかなかいいね」と言っていたそうだ。

メラニアは、ハロウィーンの仮装姿ではなく、シンプルな長袖、膝丈の黒いドレスに、ダイヤモンドのチョーカーを身に着け、ロイヤルブルーのクラッチバッグを持っていた。トランプはスーツ姿で、赤いネクタイを締めていた。

メラニアは最近、トランプが数回にわたり起訴されて出廷したときや、選挙活動など、大切なイベントを欠席することが目立ち、多くの人を驚かせている。トランプが9月に受けたインタビューでも、ニュースキャスターのメーガン・ケリーが、メラニアの所在について質問した。

「謎めいているところ」も彼女の美しさの一部

「最近、メラニアさんの姿をあまり見ないが、彼女はどうしているのか?」とケリーは問い掛けた。

「メラニアは、その『謎めいているところ』も美しさの一部だと思う」とトランプは答えた。「彼女は表に出る必要はない。彼女には自信がある。大きな自信があるのだから」

政治アナリスト兼ポッドキャスト司会者のロン・フィリップコウスキーは、メラニアが表舞台から姿を消した理由について、メラニアは政治生活にうんざりしている、とするある評論家の言葉が的を射ていると主張する。

フィリップコウスキーは、ユーチューブチャンネル「ミーダス・タッチ(Meidas Touch)」のライブストリーミングでこう述べた。「複数のレポートによれば、メラニアは怒っていて、政治......そして、選挙運動とはもう関わりたくないと言っていたそうだ。メラニアは政治と無関係になり、息子とともに私人として生きたがったのだ」(フィリップコウスキーは弁護士で、米連邦検察官だった経歴を持つ人物だ)。

トランプのスタイルを「大統領らしくない」と嫌がる

「私としては、絶対にそうだと確信している」とフィリップコウスキーは続けた。「トランプとトランプ陣営は、彼女が少しは表に出て支持を示さなければ、本当に悪い印象を与え、大問題になることを十分に理解していたと思う」

一方、ホワイトハウス報道官とメラニアの補佐官を歴任したステファニー・グリシャムは、メラニアが公の場で夫とあまり過ごさない理由について、次のように説明している。

グリシャムは8月、CNNの取材に対し、「彼女は心の中で、これは彼の問題だと言っている......彼は自分(メラニア)が一緒に登場することを必要としていないし、自分も忙しくて一緒に行動できない、と。彼女はそういう人なのだ」と述べている。「(彼女が)それを望み、完璧に準備が整っているとき、彼女は彼とともに姿を現すだろう」

トランプは10月29日、アイオワ州スー・シティーの集会で妻メラニアについて、自分の芝居がかったスタイルや、ステージ上でのダンスを「大統領らしくない」と嫌がっていると語っていた。
(翻訳:ガリレオ)


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