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「フランスが足りない」...元VOGUE編集長がキャサリン妃に苦言

ニューズウィーク日本版 2023年11月11日 8時55分

<フランス版「VOGUE」編集長をつとめた、伝説の編集者がキャサリン妃の服装についてイギリスメディアに語った>

2001年から2011年までフランス版「VOGUE」編集長をつとめたカリーヌ・ロワトフェルドがキャサリン妃はもっとフレンチファッションを取り入れるべきだと英「タイムズ」紙に語った。

2011年に王室入りして以降、キャサリン妃は美しく洗練されているとしながらも、海を越えてフランスのブランドやファッションに審美眼を持つべきであると次のように語った。

「もっとサンローランを、もっとシャネルを、もっとフランスらしく」

しかし実際にはキャサリン妃は「イヴ・サンローラン」や「シャネル」を含めて、これまでも多くのフランスのブランドをファッションに取り入れてきている。

■【写真】「これでもまだ足りない?」...キャサリン妃の「フレンチファッション」一挙公開 を見る

2022年3月にエリザベス女王の「プラチナ・ジュビリー」を記念したカリブ海ツアーでは、「イヴ・サンローラン」のコーラルカラーのヴィンテージ・ジャケットを着用。

■【写真】「イヴ・サンローラン」のコーラルカラーのヴィンテージ・ジャケット を見る

また、皇太子妃として初めての訪米となった2022年11月のアメリカ訪問の際には、青のヴィンテージの「シャネル」のツイードジャケットを着用してバスケットボールの試合を観戦した。

■【写真】青のヴィンテージの「シャネル」のツイードジャケット を見る

また直近では2023年7月に行われたウィンブルドン選手権で「バルマン」のピスタチオグリーンのブレザーを着用している。

■【写真】「バルマン」のピスタチオグリーンのブレザー を見る

それでもまだキャサリン妃には「フランスが足りない」のだろうか?

カリーヌ・ロワトフェルドはまた、エリザベス女王の国葬での服装を評価しつつも、キャサリン妃は日常的に黒をもっと取り入れるべきとも助言。

「黒よ。もっと黒を。たくさんの黒を。[普段から黒い服を着用しないことが]王室のルールかもしれないけれど、私ならもっと黒を着せるわ」

実際、キャサリン妃がエリザベス女王の国葬で着用したアレキサンダー・マックイーンのコートドレスとベール帽はイギリス国内外でも高い評価を得ている。

■【全身写真】エリザベス女王の国葬でのキャサリン妃 を見る

Peter Cziborra-REUTERS

しかし、黒い服とフランスのファッションブランドをもっと取り入れるべきというカリーヌ・ロワトフェルドの助言は、果たしてキャサリン妃に届くのか? 

今後、キャサリン妃がどのようにフレンチファッションを取り入れていくのかにも注目が集まる。

ちなみに王室メンバーは不測の事態に備えて日帰りではない公務や旅行の際には、常に黒い服を持参しているという。

これは1952年にジョージ6世が急逝した際に、父の代理で夫フィリップ殿下とともにケニアを訪問していたエリザベス王女(当時)が急遽帰国した際に黒い服が到着するまで機内で待機し、着替えてから飛行機を降りたという経験によるものだという。

エリザベス女王の国葬でのキャサリン妃

アレキサンダー・マックイーンのコートドレスとベール帽はイギリス国内外でも高い評価を得た POOL New-REUTERS



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