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「これは心身が『完全に』整ってしまう」...いつか全部制覇したい「世界周遊ヨガの旅」11選

ニューズウィーク日本版 2023年11月17日 16時0分

<瞑想からアクロバティックまで、自己の内面と向き合って心も体も整えよう。いつか行ってみたい世界ヨガの旅>

静かな瞑想からアクロバティックなスポーツに近いものまで、世界には多様なタイプのヨガがある。

時には慣れ親しんだ環境や日常を離れ、自己の内面を見つめ直しては? インドの聖地から南極まで、旅もヨガも楽しめる魅惑のプランを紹介しよう。

◇ ◇ ◇


『死ぬまでにヨガをしたい50の場所(FIFTY PLACES TO PRACTICE YOGA BEFORE YOU DIE)』
 著者/クリス・サンテラ、D・C・ヘルムス
(エイブラムズ社刊)

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01. 本当の自分を取り戻す

ジョシュアツリー(カリフォルニア州)

JESSICAL RIHAL

「まるで別の惑星のよう」と、ヨガインストラクター兼ポッドキャスターのジェシカ・リハールは話す。

「ジョシュアツリーは、多くの人たちが住んでいる場所とは全く違う。心をリセット、リフレッシュして、本当の自分を取り戻し、目標を振り返るのに最高の場所。自分を見つめ直す『セルフリトリート』に最適なスポットです」

02. 静けさと向き合って

パラダイス島(バハマ)

YASHODA

「アシュラム(ヨガ道場)寺院にある岩が私たちの祭壇であり、パワーあふれるスポット」だと、シバナンダ・アシュラム・ヨガ・リトリートの講師ルクミニ・チャイタニヤは語る。

「週に2日ほどは、早朝のサットサンガ(ヨガ修行者の集会)の代わりに浜辺を散歩したり日の出の瞑想をしたりする」

03. 「世界の基本」に戻る旅

トーレス・デル・パイネ国立公園(チリ)

SASHA JULIARD

「パタゴニアでは、(ヨガで)自然界の5大元素とされる空、風、火、水、地がドラマチックに融合している」と、バジュラ・ソル・ヨガ・アドベンチャーズの創設者サンドラ・テデスキは言う。

「人里から遠く離れた広大な風景、その信じられないほどの美しさは、あなたという存在に影響を与える。パタゴニアは、訪れる者に『完全な状態』を感じさせ、精神を高揚した状態にしてくれる旅先の1つです」

04. 「クールな」体幹トレ

南極半島(南極)

LIZ GIFFORD

クオーク・エクスペディションズ社のクルーズ船でヨガを教えるエリー・マクドナルドは、彼女のクラスの特徴をこう語る。

「ポーズの多くは座るかあおむけで。コアワーク(体幹トレーニング)をたくさんやる。動いている船の上で安定した姿勢を保つために既にやっているコアワークに加えてね。暖かい日には、アウターデッキでヨガクラスをすることも。クジラやシャチの群れが寄ってくる感動的な瞬間も味わえる」

05. 緑の山と花に囲まれて

サンクト・アントン・アム・アールベルク(オーストリア)

PATRICK BÄTZ/TOURISMUSVERBAND ST. ANTON AM ARLBERG

「夏になると、この町は美しい緑の山々と花々に囲まれ、今まで吸ったことのない澄んだ空気に包まれる」と、マウンテン・ヨガ・フェスティバルの主催者アイリス・カウフマンは言う。

「私たちは小さな規模を維持することを心がけている。それが特別感の源泉だから。ヨガだけでなく、自然にも焦点を当てている。ハイキングやウオーキングが私たちの瞑想なのです」

06. サファリにヨガをプラス

ベルハボンデン動物保護区/トゥリ動物保護区(ボツワナ)

JACOBUS VAN HEERDEN

「ヨガはサファリに持ち込む最も美しく自然なものの1つ」だと言うのは、ヨガインストラクターのローレン・ドラッカー。

「ヨガのプラクティスを通じて、ゆったりとその瞬間を味わえる。多くのサファリは、ライオン、ヒョウ、ゾウ、サイ、バファローを見たら、ほぼ終わり。ヨガ・サファリなら自然とのつながりをもっと強く感じられる」

07. 聖地で比類なき体験を

リシケシュ(インド)

ANANDA IN THE HIMALAYAS

有名ホテルでも質素なシャラ(ヨガスタジオ)でも、自分と向き合うための比類ない体験ができるヨガ発祥の地。「この地域とガンジス川は、強力なスピリチュアルパワーがある」と、ヒマラヤ山麓のリゾートでヨガ責任者を務めるサンディープ・アガルワラは言う。

08. ビーチで奇跡に出合う

ウナワトゥナ(スリランカ)

SANJIN KASTELLAN

「この素晴らしいジャングルのビーチは緑にあふれている」と、体操選手・ヨガ教師・保養地滞在コーディネーターのアリス・マイセッティは言う。

「どのビーチでもいいから、夕暮れに行ってしばらく待ってみて。それから1人でヨガをしたり瞑想をしたり。毎晩奇跡が起きるようなもの」

09. 「酸素補給」に最適な場所

パロ(ブータン)

DAVID VAN DRIESSCHE

「ここの空気はまるで魔法のよう。ブータンは国全体のCO2排出量より吸収量のほうが多い」と、ブータン・スピリット・サンクチュアリの創設者ルーク・レナーツは言う。

「ヨガでは、エネルギーを与えてくれる環境を探す。ブータンはまさにそんな場所です」

10. 森に誘われ心の中へ

シアルガオ島(フィリピン)

JULES SEAMAN

「自然をプラクティスに利用することはとてもパワフルな体験で、ここは自然とつながれる素晴らしい場所」だと話すのは、エクスヘイル・ヨガ・リトリートの創設者レイチェル・ウェインライト。

「午後にヤシの木の森に入ると、葉の間から光が差し込み、鳥のさえずりが聞こえる......心の中の深い場所に向かって誘われているような感じ」

11. あの映画のロケ地で瞑想

グレノーキー(ニュージーランド)

C. STODDART

「アロ・ハ・ウェルネス・リトリートでは、ゲストが今この瞬間と穏やかな関係を築けるようなプラクティスを行っている」と、創設者のデーミアン・チャパロは言う。

朝食前に、「(瞑想に使われる)チベット・シンギングボウルの音で目覚め、次に朝の飲み物が出てくる。(瞑想のために文を書く)ジャーナリングを10分間した後、ポーズと呼吸法を重視する75分間のヨガ。3時間ほどのハイキングに出かけることもよくある。『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのロケ地もあれば、木が1本もない荒涼とした丘も」


『死ぬまでにヨガをしたい50の場所(FIFTY PLACES TO PRACTICE YOGA BEFORE YOU DIE)』
 著者/クリス・サンテラ、D・C・ヘルムス
(エイブラムズ社刊)

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[2023.10.24号掲載]
クリス・サンテラ、D・C・ヘルムス

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