<イギリス王室、スペイン王室、デンマーク王室とも親戚関係にある、マリア=オリンピア王女。その華麗なる一族とファッションの仕事について>
イギリスのファッション誌「タトラー」12月号で「最も適齢期の独身者」に選ばれたのは、ギリシャのマリア=オリンピア王女だった。
世界中を飛び回り、カリブ海のビーチやスイスのスキー場、そして数々のコレクションで著名人とともに最前列に座る、マリア=オリンピア王女とはいったいどういう人物なのか?
2019年、ニューヨークで行われた「オスカー デ ラ レンタ」のショーにて「ヒルトン姉妹」の妹ニッキー・ヒルトン(左)と一緒にフロントローに座るマリア=オリンピア王女 Caitlin Ochs-REUTERS
1973年に君主制が廃止されたために現在ギリシャには王室はない。しかし、祖父はギリシャ最後の国王であった故コンスタンティノス2世(その姉はスペインのソフィア元王妃)で、祖母のアンナ=マリア元王妃はデンマーク女王マルグレーテ2世の妹にあたる。
さらにエディンバラ公フィリップ殿下がギリシャ王室出身のため、イギリス王室とも縁戚関係にあり、チャールズ皇太子(当時)がマリア=オリンピア王女の洗礼式でゴッドファーザーを務めている。
■【写真】親子2代で務めた「ゴッドファーザー」 を見る
パーソンズ・スクール・オブ・デザインでは写真を学び、ニューヨーク大学大学院ではファッションとビジネスを学んだ王女は、在学中から「ティーン・ヴォーグ」などの雑誌モデルのほか、「ドルチェ&ガッバーナ」のコレクションモデルも務めていた。
そして2022年にシューズブランド「アクアズーラ(Aquazzura)」のアンバサダーに任命されて以来、ファッションディレクターとしてデザインにも関わっている王女。その影響は母マリー・シャンタル王太子妃が大きいとみられる。
■【関連記事】メーガン妃のお気に入りブランド、アンバサダーは別のプリンセスに を読む
「ミラー三姉妹」として知られたマリー・シャンタル王太子妃は、空港免税店で有名なDFSの創設者ロバート・ミラーの次女で、現在、子供服のデザイナーとして活躍している。
2019年、ロサンゼルスで行われたGUCCI主催の第9回 Art+Film Galaでのマリー=シャンタル妃(右) Ovidiu Hrubaru-shutterstock
ちなみにマリー・シャンタル妃の姉ピアは石油王ジャン・ポール・ゲティの孫の元妻、妹アレクサンドラはデザイナーのダイアン・フォン・ファステンバーグの息子の元妻である。
■【関連記事】ダイアン・フォン・ファステンバーグが2人のプリンセスに「平和と愛」を贈る を読む
そんな華麗なる一族に生まれたのが、マリア=オリンピア王女なのだ。
2016年1月にヘンリー王子がギリシャの王女と恋愛中という噂が流れたが、そのお相手こそがマリア=オリンピア王女で、2人を引き合わせたのはヘンリー王子の従姉妹のベアトリス王女とも言われている。
しかし、それから間もない同年7月にヘンリー王子が女優のメーガン・マークル(当時)と出会い、その後、結婚したことは周知のとおり。また、マリア=オリンピア王女もイギリスの貴族出身のペレグリン・ピアソンと今年9月まで交際していた。
マリア=オリンピア王女は10歳で初めてファッションショーに参加したほか、約30万人のインスタグラムのフォロワーを持つ、ファッションインフルエンサーでもある。
■【画像】マリア=オリンピア王女のインスタグラム を見る
雑誌撮影時のハイファッションだけでなく、友人との写真や卒業式など、大学時代に学んだ写真のセンスが活かされているSNSは大人気だ。
ちなみに「タトラー」誌が選んだ「最も適齢期の独身者」の2位はベッカム夫妻の末息子クルーズ・ベッカムであった。
親子2代で「ゴッドファーザー」...チャールズ皇太子とウィリアム王子
POOL New-REUTERS
1996年、マリア=オリンピア王女の洗礼式でゴッドファーザーを務めたチャールズ皇太子(当時、左)と「最後のギリシャ国王」コンスタンティノス2世
POOL New-REUTERS
1998年、マリア=オリンピア王女の弟コンスタンティノス・アレクシオス王子の洗礼式でゴッドファーザーを務めたウィリアム王子(当時)。パウロス王太子に抱っこされるマリア=オリンピア王女とマリー・シャンタル王太子妃とともに。
2022年3月フィリップ殿下の追悼式
Toby Melville-REUTERS
2022年3月29日、ロンドンのウェストミンスター寺院で行われたサンクスギビング・サービスは、その前年4月に逝去したエディンバラ公フィリップ殿下の追悼サービスも兼ねた。
コンスタンティノス2世とデンマークのアンナ=マリア王女の長男で、マリア=オリンピア王女の父であるパウロス王太子とマリー・シャンタル王太子妃が参列。
1973年に君主制が廃止されるまでギリシャ王だったコンスタンティノス2世は、チャールズ3世の又従弟となる。
2023年5月チャールズ国王の戴冠式
左から祖母アンナ=マリア元王妃、父パウロス王太子、母マリー・シャンタル王太子妃(右) POOL New-REUTERS
チャールズ国王の戴冠式に参列したギリシャ王室一家。コンスタンティノス2世の妻であり、マリア=オリンピア王女の祖母アンナ=マリア元王妃、父パウロス王太子、母マリー・シャンタル王太子妃が参列した。
マリア=オリンピア王女のSNS
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旧王族のプリンセスたちとも仲良し
Princess Maria-Olympia of Greece and Princess Mafalda of Bulgaria were photographed walking together in Notting Hill. pic.twitter.com/sNxXka3pwH— News about Queen Maxima and Royal Ladies (@vaninaswchindt) November 9, 2023
2023年11月、マリア=オリンピア王女とブルガリアのマファルダ=セシリア王女がノッティングヒルを一緒に散歩する様子がキャッチされた。
イギリスのファッション誌「タトラー」12月号で「最も適齢期の独身者」に選ばれたのは、ギリシャのマリア=オリンピア王女だった。
世界中を飛び回り、カリブ海のビーチやスイスのスキー場、そして数々のコレクションで著名人とともに最前列に座る、マリア=オリンピア王女とはいったいどういう人物なのか?
2019年、ニューヨークで行われた「オスカー デ ラ レンタ」のショーにて「ヒルトン姉妹」の妹ニッキー・ヒルトン(左)と一緒にフロントローに座るマリア=オリンピア王女 Caitlin Ochs-REUTERS
1973年に君主制が廃止されたために現在ギリシャには王室はない。しかし、祖父はギリシャ最後の国王であった故コンスタンティノス2世(その姉はスペインのソフィア元王妃)で、祖母のアンナ=マリア元王妃はデンマーク女王マルグレーテ2世の妹にあたる。
さらにエディンバラ公フィリップ殿下がギリシャ王室出身のため、イギリス王室とも縁戚関係にあり、チャールズ皇太子(当時)がマリア=オリンピア王女の洗礼式でゴッドファーザーを務めている。
■【写真】親子2代で務めた「ゴッドファーザー」 を見る
パーソンズ・スクール・オブ・デザインでは写真を学び、ニューヨーク大学大学院ではファッションとビジネスを学んだ王女は、在学中から「ティーン・ヴォーグ」などの雑誌モデルのほか、「ドルチェ&ガッバーナ」のコレクションモデルも務めていた。
そして2022年にシューズブランド「アクアズーラ(Aquazzura)」のアンバサダーに任命されて以来、ファッションディレクターとしてデザインにも関わっている王女。その影響は母マリー・シャンタル王太子妃が大きいとみられる。
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「ミラー三姉妹」として知られたマリー・シャンタル王太子妃は、空港免税店で有名なDFSの創設者ロバート・ミラーの次女で、現在、子供服のデザイナーとして活躍している。
2019年、ロサンゼルスで行われたGUCCI主催の第9回 Art+Film Galaでのマリー=シャンタル妃(右) Ovidiu Hrubaru-shutterstock
ちなみにマリー・シャンタル妃の姉ピアは石油王ジャン・ポール・ゲティの孫の元妻、妹アレクサンドラはデザイナーのダイアン・フォン・ファステンバーグの息子の元妻である。
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そんな華麗なる一族に生まれたのが、マリア=オリンピア王女なのだ。
2016年1月にヘンリー王子がギリシャの王女と恋愛中という噂が流れたが、そのお相手こそがマリア=オリンピア王女で、2人を引き合わせたのはヘンリー王子の従姉妹のベアトリス王女とも言われている。
しかし、それから間もない同年7月にヘンリー王子が女優のメーガン・マークル(当時)と出会い、その後、結婚したことは周知のとおり。また、マリア=オリンピア王女もイギリスの貴族出身のペレグリン・ピアソンと今年9月まで交際していた。
マリア=オリンピア王女は10歳で初めてファッションショーに参加したほか、約30万人のインスタグラムのフォロワーを持つ、ファッションインフルエンサーでもある。
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雑誌撮影時のハイファッションだけでなく、友人との写真や卒業式など、大学時代に学んだ写真のセンスが活かされているSNSは大人気だ。
ちなみに「タトラー」誌が選んだ「最も適齢期の独身者」の2位はベッカム夫妻の末息子クルーズ・ベッカムであった。
親子2代で「ゴッドファーザー」...チャールズ皇太子とウィリアム王子
POOL New-REUTERS
1996年、マリア=オリンピア王女の洗礼式でゴッドファーザーを務めたチャールズ皇太子(当時、左)と「最後のギリシャ国王」コンスタンティノス2世
POOL New-REUTERS
1998年、マリア=オリンピア王女の弟コンスタンティノス・アレクシオス王子の洗礼式でゴッドファーザーを務めたウィリアム王子(当時)。パウロス王太子に抱っこされるマリア=オリンピア王女とマリー・シャンタル王太子妃とともに。
2022年3月フィリップ殿下の追悼式
Toby Melville-REUTERS
2022年3月29日、ロンドンのウェストミンスター寺院で行われたサンクスギビング・サービスは、その前年4月に逝去したエディンバラ公フィリップ殿下の追悼サービスも兼ねた。
コンスタンティノス2世とデンマークのアンナ=マリア王女の長男で、マリア=オリンピア王女の父であるパウロス王太子とマリー・シャンタル王太子妃が参列。
1973年に君主制が廃止されるまでギリシャ王だったコンスタンティノス2世は、チャールズ3世の又従弟となる。
2023年5月チャールズ国王の戴冠式
左から祖母アンナ=マリア元王妃、父パウロス王太子、母マリー・シャンタル王太子妃(右) POOL New-REUTERS
チャールズ国王の戴冠式に参列したギリシャ王室一家。コンスタンティノス2世の妻であり、マリア=オリンピア王女の祖母アンナ=マリア元王妃、父パウロス王太子、母マリー・シャンタル王太子妃が参列した。
マリア=オリンピア王女のSNS
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旧王族のプリンセスたちとも仲良し
Princess Maria-Olympia of Greece and Princess Mafalda of Bulgaria were photographed walking together in Notting Hill. pic.twitter.com/sNxXka3pwH— News about Queen Maxima and Royal Ladies (@vaninaswchindt) November 9, 2023
2023年11月、マリア=オリンピア王女とブルガリアのマファルダ=セシリア王女がノッティングヒルを一緒に散歩する様子がキャッチされた。