<2人の貴重な写真に多くのファンが熱狂するなか、本当の発明者が誰かをめぐってネット上で議論が過熱>
タレントやモデル、DJ、さらに実業家までさまざまな顔を持つパリス・ヒルトンが、17年前に撮影したブリトニー・スピアーズとの記念写真をインスタグラムに投稿し、「自撮りを発明したのは私たち」と主張して話題になっている。
【写真】パリスが公開した17年前のブリトニーとのツーショット...「自撮りを発明したのは私たち」投稿へのマジレスにも注目
2000年代に「元祖お騒がせセレブ」としてブリトニーらと共に一世を風靡したパリスは、11月20日に「17年前、ブリトニーと私が自撮りを作り出したの! このもっとも象徴的な発明を祝って、あなたの最高の自撮り写真に私をタグ付けして」とキャプションを添え、親友で当時の遊び仲間だったブリトニーと笑顔で顔を寄せ合ってポーズする歴史的な写真3枚を公開した。
また、X(旧ツイッター)でも、「自撮りを発明する前と後」とのコメントを添え、腰から上の普通のツーショットと当時の自撮りを並べて投稿。さらに「2000年代に私は自撮りを発明した。それ以来、あなたたちは私の発明で何をしたの?」とファンに質問もしている。
当時パーティーガールとして連日メディアを賑わせていた2人の貴重な写真に多くのファンが反応。2人はこの数年、ツーショットを一度も見せていないこともあり、投稿から24時間以内に110万件の「いいね!」が付く大反響となった。
否定しようとマジレスするネットユーザー続出
一方、コメント欄にはパリスの主張は根拠のない嘘だとの反論も寄せられている。「パリス、最高! 自撮りを発明してくれてありがとう! 世界は感謝している」との声もあるが、「君が発明したの? ずいぶんと大きなこと言うね」との皮肉や、実際には誰が発明したのか証明しようとする書き込みも多い。
米国で最初の写真スタジオを経営し、写真の先駆者として知られるロバート・コーネリアスが1839年に撮影した自撮り写真を投稿するユーザーや1800年代に写真のパイオニア的存在だった仏写真家イポリット・バヤールの作品が最初だと主張する人もいる。また、マドンナが1985年に映画『マドンナのスーザンを探して』の中で撮ったのが始まりだとする指摘や、ブリトニーが2000年に出演したポラロイドカメラの広告で自撮りするシーンを証拠として投稿するユーザーなどもいる。
パリスがなぜ突然、自撮りの発明者を名乗ったのかは不明だが、6年前のインタビューでも「もしポケベルにカメラがついていたら、それで自撮りをしていたと思う。子供の頃に使い捨てカメラで自撮りした写真があると思う」と話し、昔から自撮りを楽しんでいたことを明かしていた。
今では携帯電話があれば誰でも簡単に有名になることができるが、そのトレンドを作ったのは自分たちだとも主張。「私たちは、これまで誰も見たことのないまったく新しいセレブのジャンルを始めた」と話し、ソーシャルメディアにおける自撮りの発明者で第一人者は自分たちだとの持論を展開していた。
[筆者]
千歳香奈子
北海道・札幌市出身。1992年に渡米し、カリフォルニア州サンタモニカ大学で写真を学ぶ。96年アトランタ五輪の取材アシスタントとして日刊スポーツ新聞社アトランタ支局に勤務。ロサンゼルス支局、東京本社勤務を経て99年よりロサンゼルスを拠点にハリウッドスターら著名人へのインタビューや映画、エンターテイメント情報等を取材、執筆している。日刊スポーツ新聞のサイトにてハリウッド情報や西海岸のトレンドを発信するコラムも寄稿中。著書に『ハリウッド・セレブ』(学研新書)。
千歳香奈子
タレントやモデル、DJ、さらに実業家までさまざまな顔を持つパリス・ヒルトンが、17年前に撮影したブリトニー・スピアーズとの記念写真をインスタグラムに投稿し、「自撮りを発明したのは私たち」と主張して話題になっている。
【写真】パリスが公開した17年前のブリトニーとのツーショット...「自撮りを発明したのは私たち」投稿へのマジレスにも注目
2000年代に「元祖お騒がせセレブ」としてブリトニーらと共に一世を風靡したパリスは、11月20日に「17年前、ブリトニーと私が自撮りを作り出したの! このもっとも象徴的な発明を祝って、あなたの最高の自撮り写真に私をタグ付けして」とキャプションを添え、親友で当時の遊び仲間だったブリトニーと笑顔で顔を寄せ合ってポーズする歴史的な写真3枚を公開した。
また、X(旧ツイッター)でも、「自撮りを発明する前と後」とのコメントを添え、腰から上の普通のツーショットと当時の自撮りを並べて投稿。さらに「2000年代に私は自撮りを発明した。それ以来、あなたたちは私の発明で何をしたの?」とファンに質問もしている。
当時パーティーガールとして連日メディアを賑わせていた2人の貴重な写真に多くのファンが反応。2人はこの数年、ツーショットを一度も見せていないこともあり、投稿から24時間以内に110万件の「いいね!」が付く大反響となった。
否定しようとマジレスするネットユーザー続出
一方、コメント欄にはパリスの主張は根拠のない嘘だとの反論も寄せられている。「パリス、最高! 自撮りを発明してくれてありがとう! 世界は感謝している」との声もあるが、「君が発明したの? ずいぶんと大きなこと言うね」との皮肉や、実際には誰が発明したのか証明しようとする書き込みも多い。
米国で最初の写真スタジオを経営し、写真の先駆者として知られるロバート・コーネリアスが1839年に撮影した自撮り写真を投稿するユーザーや1800年代に写真のパイオニア的存在だった仏写真家イポリット・バヤールの作品が最初だと主張する人もいる。また、マドンナが1985年に映画『マドンナのスーザンを探して』の中で撮ったのが始まりだとする指摘や、ブリトニーが2000年に出演したポラロイドカメラの広告で自撮りするシーンを証拠として投稿するユーザーなどもいる。
パリスがなぜ突然、自撮りの発明者を名乗ったのかは不明だが、6年前のインタビューでも「もしポケベルにカメラがついていたら、それで自撮りをしていたと思う。子供の頃に使い捨てカメラで自撮りした写真があると思う」と話し、昔から自撮りを楽しんでいたことを明かしていた。
今では携帯電話があれば誰でも簡単に有名になることができるが、そのトレンドを作ったのは自分たちだとも主張。「私たちは、これまで誰も見たことのないまったく新しいセレブのジャンルを始めた」と話し、ソーシャルメディアにおける自撮りの発明者で第一人者は自分たちだとの持論を展開していた。
[筆者]
千歳香奈子
北海道・札幌市出身。1992年に渡米し、カリフォルニア州サンタモニカ大学で写真を学ぶ。96年アトランタ五輪の取材アシスタントとして日刊スポーツ新聞社アトランタ支局に勤務。ロサンゼルス支局、東京本社勤務を経て99年よりロサンゼルスを拠点にハリウッドスターら著名人へのインタビューや映画、エンターテイメント情報等を取材、執筆している。日刊スポーツ新聞のサイトにてハリウッド情報や西海岸のトレンドを発信するコラムも寄稿中。著書に『ハリウッド・セレブ』(学研新書)。
千歳香奈子