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1日1分の「お金の教科書」から、自律神経を整える「健康バイブル」まで...いまオススメの新刊本を一挙紹介

ニューズウィーク日本版 2023年11月29日 20時24分

<スタバ流マネジメント術、佐藤二朗氏初のコラム集、考えるスキル、自分がバカだと気づかない人たち...イチオシ全12冊>

各出版社の「これはぜひ推したい!」という本を揃えたコーナー、「出版社のイチオシ」です。フライヤーで要約をご紹介しきれない書籍の中で、各出版社のオススメを記事形式でご紹介します!

※この記事は、本の要約サービス「flier(フライヤー)」からの転載(こちらとこちらから)です。

◇ ◇ ◇

だから、スターバックスはうまくいく

『だから、スターバックスはうまくいく。
 スタバ流リーダーの教科書』
 著者:毛利英昭
 出版社:総合法令出版
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どうしてスターバックスで働いている人は、あんなに楽しそうに仕事ができるのか。

彼らの笑顔とやる気の原動力は何か。一体どのように彼らを動機付けているのか。

会社を経営している立場の人であれば、このような疑問を持つのは当然のことでしょう。

スターバックスの目指す人材マネジメントスタイルを一言で表すと、「自律型の組織」であると言えます。あえてマニュアルを作らず、現場のパートナーの自主的な判断に任せる運営を行うことで、顧客の多様性に対応する仕組みをとり、今までのチェーン店とはまったく違ったシステムを作り上げることに成功しているのです。

マニュアルなどにより画一的に最も無難なサービスを提供するより、より良いものを求めて個々の社員の考えるスキルを伸ばすことを重視し、十分なスキルが身に付いた段階で権限委譲をすることで、パートナーに機動的な対応をさせることができています。

本書では、これまで断片的に伝えられ垣間見えてきたスターバックスの姿を、主に人材マネジメントの視点からまとめました。

人材育成や組織改革に取り組む方々にとって、少しでも参考になれば幸いです。
(総合法令出版 編集部)

佐藤二朗氏初のコラム集

『心のおもらし』
 著者:佐藤二朗
 出版社:朝日新聞出版
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俳優・佐藤二朗氏の言葉には、不思議な力が宿っている。そんな佐藤二朗氏初のコラム集『心のおもらし』。

「『中身のないもの』『無駄なもの』に心血を注ぐ」「なんの役にも立たない」「駄文」と著者は語る。しかし、飾ることなく心の奥からダダ漏れた言葉だからこそ、佐藤二朗氏がふだんどのように周囲の人に・物事に・仕事に、接し・かかわり・向き合っているのかが、肌ざわり手ざわりとして伝わってくる。そして、不器用にマジメに全力で生きる読者の心を「笑い」という形で打つ。

「マーツー(妻)」のオリジナリティが過ぎる毒舌や息子氏の宇宙レベルの発言、泥酔酩酊失敗談に笑い、佐藤二朗氏の出演作・番組の新しい魅力を発見し(なんと、未発表脚本も収録!)、芸能界の「同僚」同士の知られざるやりとりに耳を澄ます。佐藤二朗氏の色とりどりの内的世界と戯れるうちに、喋り方までいつしか佐藤二朗調に......。何より、読後、自分がやさしい気持ちになっていることが、最大の効用なのは間違いない(※個人の感想です)。
(編集担当 森 鈴香)

これから必要なお金の教養

『1日1分読むだけで身につくお金大全100』
 著者:頼藤太希、高山一恵
 出版社:自由国民社
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給料はなかなか上がらない、退職金はさがっている、物価は上がっている。

こういった状況が近年続いています。

しかし、日本ではお金の教育を受ける機会がこれまでありませんでした。よく「貯金をしておけばいいよ」と言われる方も多かったのではないでしょうか?ただ、物価が上がり続けている社会では、貯蓄をするだけでは資産が減ってしまいます。

ですから、お金を貯めて、かつ増やしていく力が必要です。

無駄な支出の見直し方や、給与の一部を強制的に貯蓄口座に振り分ける「先取り強制貯蓄」といった節約や貯蓄につながる話題から、投資信託や国債への投資、金投資に関する話題まで、これから必要なお金の教養を網羅しております。

そして、忙しいビジネスパーソンでも読みやすいよう、文章だけではなくイラストや図解による解説で、1分で1テーマ理解できるよう設計しています。

旬な話題である2024年以降の新NISAの解説も3項目分盛り込みました。

将来が不安、お金をどうやって増やしていけばよいかわからないという方は、ぜひご一読ください。
(自由国民社編集部・三田智朗)

「考えることが苦手」を卒業

『「考えるスキル」を武器にする』
 著者:筧将英
 出版社:フォレスト出版
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「考えることが苦手」を卒業!

元電通の戦略プランナーの著者が「考えること」を「得意」に変えて、仕事で成果を上げるための3つのコツ「①頭の外に出す」「②付加価値を作る」「③提案性を持つ」を公開。

この3つのコツを10個のワザに分け、「実際に仕事でどう使えばよいのか?」を著者自身が手がけたプロジェクトの事例とともにわかりやすく解説します。また、10個のワザを身につけるための書き込み式ワークシートを用意しているので、手を動かしながら「考えるスキル」を学べます。

著者いわく、実は「考えること」はとてもシンプルで、「①目の前にある事象をすべて洗い出す」「②それらを何らかの目的に沿って整理する」「③そのうえで少しだけ考察する」だけで、十分に「考えること」を仕事に活かせるのだそうです。これは少し訓練を積めば誰でもできるようになります。

企画やアイデアを出す仕事に就いている方、あるいは「将来、考えることを仕事にしたい」方はぜひご一読ください。
(フォレスト出版 編集部 貝瀬)

自分がバカだと気づかない人たち

『前頭葉バカ社会 自分がバカだと気づかない人たち』
 著者:和田秀樹
 出版社:アチーブメント出版
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「前頭葉バカ」って何?

自分の頭で考えない、変化をきらう、創造性を発揮できない、意欲がわかない、新しいチャレンジをしない、といったことがあたりまえの状態をさします。

怖ろしいことに40代から前頭葉の老化は始まります。思考力、クリエイティビティ、変化への対応力を司る前頭葉に一番ラクをさせる方法が「前例踏襲」や「現状維持」だと和田さんは強調します。

ただし、前頭葉バカは治せます。その処方箋は本書のなかに!

帯の推薦文は和田さんの東大時代の恩師、『バカの壁』の養老孟司さん。巻末には『バカと無知』などで知られる作家、橘玲さんとの特別対談も収録しました。来るAI時代に淘汰されない能力など、熱い和田さんとクールな橘さんが縦横無尽に語り尽くします。新書のベストセラーの巨頭3名が一堂に会した、ある意味、記念すべき1冊です。

巻頭には簡単なチェック形式の「前頭葉バカテスト」付き。自分の現在のバカ度がすぐにわかります。ぜひ書店で手にとってみてください。
(アチーブメント出版 編集部 星川菜穂子)

推しの素晴らしさを言語化

『推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない
 自分の言葉でつくるオタク文章術』
 著者:三宅香帆
 出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
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あなたに「推し」は、いますか?

アイドル・歌手・俳優などの「人」、漫画・アニメ・映画などの「コンテンツ」、スポーツや釣りなどの「趣味」、自分が大好きで応援しているものを推しと呼ぶようになりました。

推しという言葉は世の中に浸透してきたけれど、推しを語る方法は誰も教えてくれません。そこで、SNS・ブログ・YouTube・ファンレターなどで、「推しの素晴らしさを思いっきり語りたいのに、言葉がでてこない!!」と悩んでいる人のための推し語り本が完成しました。

本書では、宝塚と女性アイドルを愛するオタクの著者が、書評家として長年培ってきた文章技術を「推し語り」に役立つようにまとめあげています。

意外にも、推しを語るのに語彙力や文才は必要ありません。本当に重要なのは、感動したポイントの細分化と妄想力。そして、「推しが大好き!!」という気持ちだけ。

本書を読むと、自分の言葉で推しを語りたくて、うずうずしてきます。ぜひ、推しの素晴らしさを言語化して、推し活をもっと楽しんでください。
(ディスカヴァー・トゥエンティワン編集部・小石亜季)

血糖値が下がる食べ方

『不調を治す 血糖値が下がる食べ方』
 著者:石黒成治
 出版社:クロスメディア・パブリッシング
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「血糖値」という視点で見ると、食べる行為が、いかに危険に満ちているかがわかります。

とくに糖分は血糖値を急上昇させる原因になります。そして、甘い辛いにかかわらず、大きな視座で見ると、炭水化物やたんぱく質でさえも、血糖値を上げてしまう要因になります。

つまり、私たちがエネルギーを摂るかぎり、血糖値の上昇は起きるのです。

とはいえ、血糖値の上昇を緩やかにする、または、上昇してもすぐに下降するようにコントロールすることは可能です。

本書は、そのような血糖値を巡る考察と具体的な対処について書かれています。また、冒頭では、体の機能を回復するためのレシピを掲載し、「何を食べたらいいのか?」という回答を提示しています。

30代・40代にさしかかって、「最近、なんだか調子悪いなぁ」と思った方は、本書で取り上げたことを実践してみてください。食事は1日3食摂るだけに、健康へのインパクトが大きく、効果も大きいものです。
(クロスメディア・パブリッシング 編集部 川辺秀美)

人生を変える「冒険の書」

『何もない僕が海の向こうで起業したら、成功した。
 人生を変える「冒険の書」』
 著者:風間真治
 出版社:自由国民社
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本書の著者は、中南米・カリブ海に浮かぶ島国ドミニカを中心に、中南米15カ国で貿易業、不動産業、金融業など複数の事業を展開しています。もともと20代のときに日系企業の支店長としてドミニカに赴任し、そこで現地の女性と結婚したこともあり、赴任期間終了後に会社を辞め、すべてが白紙の状態から現地でビジネスを始めました。その後の道のりは決して平坦ではなく、少なくともこれまでに4回は死にそうな目に遭いながらも、奮闘してきました。

本書は、その経験に基づくノウハウとマインドの重要性を惜しみなく伝えるものです。日本を出て海外(とくに新興国)でビジネスをしようと考えている人にとって、絶対に必要となることがすべて書かれていると言っても過言ではない、価値のある内容となっています。ぜひご一読をおすすめします。
(株式会社自由国民社編集局長 竹内尚志)

結果の出ないことは捨てましょう

『それ、捨ててみよう
 しんどい自分を変える「手放す」仕事術』
 著者:伊庭正康
 出版社:WAVE出版
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「仕事で100%がんばっているのに、いつも30%の結果しか出せないんです......」

「それなら、結果の出ないことは捨てましょう!」

この潔く、力強い言葉! これが本書の醍醐味です。

「できるリーダー」論を研究し、これまで数々のベストセラーを世に送り出してきた著者が、今回は「仕事ができなくてしんどい」という悩みにとことん寄り添います。

たとえば、つらい仕事を引き受けてしまったときは「素の自分」を捨てる。

ミスをして謝るときは「ミスをした部分以外の謝罪」を捨てる。

相手に納得してもらいたいなら「『でも』という言葉」を捨てる。

自身の経験や実例を織り込みながら、「捨てることで成功する」理由を紐解いていきます。

明快でありながらも、あたたかみを感じさせる言葉の数々が、仕事で悩んだりくすぶったりしている気持ちを奮い立たせてくれること間違いなし!の一冊です。
(WAVE出版 編集部)

超シンプルな腸活健康法

『お医者さんがすすめるバナナの「朝食化」ダイエット
 超シンプルな腸活健康法』
 著者:小林弘幸
 出版社:アスコム
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頑張って一時やせても、また元の体重に戻ってしまう。この「リバウンド」という、ダイエットにかけた努力と時間を一瞬で無に帰す悪魔にどう打ち勝つのか。

1カ月で5キロ、10キロやせる。なんとも派手で魅力的な響きですが、そういった短期間でやせるダイエットは過酷で、半年後には、もうすでに続けられずにいつもの食生活に逆戻りでリバウンドするものが多いように感じます。それだと結局意味がないのではないか。すぐに落ちる体重はそこまで多くなくても、長い期間続けられてリバウンドしないダイエット法を紹介したい。そう思っていた中で出会ったのが、腸と自律神経の第一人者である小林弘幸先生が考案した本書の「モーニングバナナダイエット」です。

とにかく簡単! バナナに含まれる「レジスタントスターチ」の腸活ダイエットパワーを、おいしく取り込み続ける工夫を盛り込みました。本気で一生健康でやせる体を手に入れたい人は、ぜひ試してみてください。
(アスコム 編集局メディア開発部 中村悟志)

日本国憲法について池上彰先生に聞いてみた

『知らないではすまされない
 日本国憲法について池上彰先生に聞いてみた』
 監修:池上彰
 出版社:Gakken
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「改憲、九条、政教分離......そもそも何が論点か、知らないではすまされない」

「憲法は、権力者に守らせるもの。権力を持った政治家や役人を監視する仕組みが『選挙』なのです」

憲法は守るべきか、変えるべきかの議論の前に、私たちは「憲法とはなにか?」ということを本当に理解しているでしょうか? 本書では、憲法の成り立ちから、改正に関する議論、戦争放棄、私たちの生活に密着した権利と義務など、日本国憲法に書かれている内容を池上彰先生監修のもと、イラストでわかりやすく解説しています。

「LGBTQの結婚」が難しいのは、憲法に「両性の合意が必要」との文言があるから? では私たちは選挙でどうすればよいのか。

ウクライナ問題から日本でも身近な関心事となった「集団的自衛権」はどうあるべきか? 何を根拠に自分の意見を考えるべきなのか。

海外では、普段の会話でも政治の話題は欠かせません。ハリウッドのセレブも、自分の政治的立場を主張するべきとされています。日本ではどうでしょうか。なんとなく、政治の話題を避けていませんか。

普段のニュースを、「日本国憲法」という視点から見直すきっかけになる一冊です。
(Gakken 編集担当 神山光伸)

心と体が整う最高の習慣

『自律神経が10割 心と体が整う最高の習慣』
 著者:小林弘幸
 出版社:プレジデント社
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「なんとなくの不調」は、もっと自律神経にしていい!と言い切るのは、自律神経研究の第一人者で、順天堂大学医学部教授の小林弘幸氏。テレビをはじめさまざまなメディアに登場する人気医師がこれまで世の中の人々に訴えてきた、今後の人生に大きな影響を与える「健康習慣術」の集大成版です。ページ数はなんと、全480ページ。

自律神経のバランスが整っていくごとに、少しずつ人生に「いいこと」が増え始める、と著者は強く主張します。「疲れが取れない」「だるさがつらい」などの心身の状態は「血流」と「血液の質」が悪くなっているせい、と医学的には考えるそう。「血流」は、自律神経の働きが低下するため。そして「血液の質」の良し悪しは腸内環境がほぼ原因、と断言でき、そしてカラダの免疫細胞の約7割を司るといわれる腸内環境が良くなれれば、自律神経は安定していく......。つまり、人間は「自律神経」を整え続ければ、不調知らずで生きられるのです!ということが網羅されている、最良の人生に必要な健康バイブルです。
(プレジデント社出版事業室・石塚明夫)

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flier編集部

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