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英ニュースキャスター、「絶対に映ってはいけない」不適切すぎる姿が放送されてしまい批判殺到

ニューズウィーク日本版 2023年12月8日 18時18分

<いつものオープニング映像からカメラがスタジオに切り替わった瞬間、画面に映し出されたのは女性キャスターの驚くべき姿だった>

イギリスの公共放送BBCのキャスターが、生放送中に「絶対に視聴者には見せてはいけない」不適切なポーズをしているところを映されてしまうハプニングがあった。普段どおりのオープニング映像から、スタジオにカメラが切り替わった瞬間に映されたのは、アップになった女性キャスターが、カメラに向かって中指を立てている姿だったのだ。

■【動画】放送事故! 英ニュースキャスター、「絶対に映ってはいけない」不適切すぎる姿が放送されてしまった瞬間

12月6日のBBCの昼のニュース番組はいつものように、画面に表示される番組開始のカウントダウンと共に始まった。だがキャスターのマリアム・モシリ(46)だけカウントダウンがずれていたのか、カメラが回り始めるタイミングを勘違いしてしまっていたらしい。

「事故」が起きたのは、カウントダウンが終わってスタジオに切り替わった瞬間。画面にはBBCの国内版と国際版の両方でチーフ・プレゼンターを務めるモシリがカメラに向かって中指を立て、ふざけた顔をしている姿が映し出された。

本人はその瞬間が放送されたことに気づいていない様子で、すぐに真面目な表情に戻ると、「BBCニュースをロンドンから生放送でお伝えいたします」と原稿を読み始め、ボリス・ジョンソン元首相が新型コロナウイルス危機にどう対応したのかについてのニュースを伝えた。

本誌はこの件についてBBCにメールでコメントを求めたが、返答はなかった。

観察力の鋭い視聴者たちがこの瞬間を見逃すわけもなく、この瞬間の動画はソーシャルメディア上で共有され、あっという間に拡散された。

「ミーム誕生」と盛り上がる声と、厳しい批判の声

@cleanfeed_ttvrがX(旧ツイッター)に投稿した動画は、これまでに25万3000回以上視聴されている。

多くのソーシャルメディアユーザーが問題のシーンを面白いと感じたようで、@neiltaffyは「最高」の瞬間だったと絶賛。ダニエル・ターナーも「素晴らしい」と同調し、ハリー・マフは「ミーム誕生の瞬間」だとコメント。ジェームズ・ポリットは「今後これを標準にするべきだ」とジョークを書き込んだ。

エアリアル・ヨギーニは「これは度胸試しで、彼らはいつも番組開始直前までこういうことをしているのでは」と推測し、「是非こっそり観察してみたい」と述べた。

だがモシリの行動に批判的な声もあり、@thisbrowngeekは「BBCそのものがジョーク」だとコメント。@GBNewsSpinは「BBCにスキャンダルがない日はないのか」と嘆き、アンドリュー・バチェラーは「なんという始まり方だ。君にとって今日が最後の出演になるだろう」と書き込んだ。

ブラッドリー・タナーは「BBCのジャーナリズムはここまで落ちた」とコメントし、「ひどいものだ」と批判した。

モシリは「冗談だった」と謝罪を表明

モシリはXに謝罪の声明を投稿。視聴者に向かって中指を立てた訳でも、意図的に誰かを不快な気持ちにさせようとした訳でもないと釈明した。

「スタジオにいるチームとのちょっとした冗談だった。ディレクターがカウントダウンするのに合わせて、私も10から0までカウントダウンをするふりをしていた」と彼女は説明。「1になった時に冗談で中指を立てた。カメラに撮られるとは思っていなかった」と釈明し、「オンエアされてしまったことは、本当に申し訳ない!少数の同僚との、くだらない冗談のつもりだった」と謝罪した。

BBCが今年謝罪する羽目になった「放送事故」は、今回のモシリの件が初めてではない。

1月にはユーチューブでいたずら動画を投稿しているダニエル・ジャービスが、元サッカー選手のギャリー・リネカーが司会を務めるスポーツ番組「マッチ・オブ・ザ・デイ」にいたずらを仕掛け、これによって番組内で性的な音声が流れてしまい、BBCが謝罪していた。


ソフィー・ロイド

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