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「今日から美人の気分になる」...オーラががらっと変わってしまう「正しい姿勢」とは?

ニューズウィーク日本版 2023年12月22日 16時0分

<「美しさ」は姿勢から始まる...。2016年Miss Universe Japanファイナリスト野原遥が教える、正しく美しい姿勢と歩き方について>

2013年、事故に遭遇し、壮絶なリハビリを通して「カラダの使い方」の大切さを知った野原遥氏。その後、2016年Miss Universe Japanファイナリストとして日本大会へ出場した際に「ウォーキング」、「姿勢」、「立ち居振る舞い」に出合い、そして現在は、人に与える印象や所作の美しさの伝道師として活躍中。

ビューティースタイリストの野原遥氏が伝授する、あなたを圧倒的に美しくする「正しい姿勢」と「洗練された振る舞い」とは? 『明日から美人』(CCCメディアハウス)より一部抜粋する。

◇ ◇ ◇

気づいた瞬間から「美」は始まる

『明日から美人』 6-7頁

私自身がそうだったように、正しい姿勢や美しい振る舞いといったカラダの使い方を知ると、人は大きく変わります。

にもかかわらず、今の日本ではモデルオーディションやミスコンテストにでも参加しない限り、カラダの使い方について知る機会はほぼありません。

カラダの使い方は、決して「特別な人たちだけが学べばいいこと」ではなく、すべての人の日常生活に必要な知識といえるのですが......。

そのうえ、カラダというものは「正しい使い方」をせずとも簡単に動いてくれるので、ほとんどの人は誤った使い方が習慣になってしまっています。

「そういえば、靴のかかとの内側ばかりすり減る」「どちらかの肩にバッグをかけるとずり落ちる」といったサインが、あなたにもありませんか? まずは、そうした現状に気づいていただきたいというのが私の願いです。

気づかずそのままにしていると、しだいにカラダは歪んで固まってしまい、見た目はもちろん健康面にも深刻な影響が出てしまうことがあるからです。

でも、カラダの現状に気づけば、その瞬間が「美」のスタートラインになります。カラダの使い方についてきちんと知り、それを新しい習慣にすることで「いつも、いつまでもきれいな人」になっていけるのです。

カラダの使い方がわかると、自分をきれいに見せることができるので自信がつきますし、それによって全身から発するオーラも変わります。また、美しい振る舞いは、一緒にいるお相手に心地よく過ごしてもらう「おもてなし」にもなるものです。

大人になると、目上の方にお会いしたり、オフィシャルな場に出たりする機会が多くなりますね。でも、日頃から美しい振る舞いを身につけておけば、急な場面でもあわてずに済みます。

また、私は普段、ブライダルレッスンも開催しているのですが、結婚式という人生の晴れ舞台も、振る舞い方を心得ていれば自信を持って迎えられるのです。

一生衰えることのない、本当の美のために。ぜひ、この本で「美の土台」を一緒に固めていきましょう。

知識を得て、意識を持ち、継続する

『明日から美人』 8-9頁

今、私のもとには「カラダを変えたい」「自分を変えたい」という思いを持った大勢の方々が、レッスンを受けに来てくださっています。

そうした皆さんに対して私が必ずお伝えしているのは、「知識を得て、意識を持ち、継続する」ということです。

長年続けてきたカラダの使い方を変えるには、まず知識を習得し、「カラダを正しく美しく使おう」という意識を持ち、そして継続することで知識をカラダに落とし込んでいく、という流れが必要なのです。

私がこの本やレッスンでお伝えできるのは、「知識」までです。カラダを本当に変えられるかどうかは、その後のご自身の「意識」と「継続」にかかっています。「意識と継続って大変そう」「私にできるのかな?」と不安になってしまうかもしれませんが、明確なゴール・目標を設定すると、大きなモチベーションになります。

たとえば「婚活を成功させる」「自分の結婚式を挙げる」「仕事で昇進する」など、なるべく具体的なものを考えてみましょう。

でも、こうした目標がなかなか浮かばないという場合は、難しく考えずにまずトライしてみてください。すると、必ずマインドが変わります。

試しに今、背すじをまっすぐに伸ばしてみてください。すると視界が広がり、呼吸もしやすくなるのがわかると思います。同時に、気分もちょっとポジティブになっているのを感じませんか?

カラダとメンタルは結びついているもの。ですから、カラダの使い方を美しくすれば、気分も一瞬で「美人の気分」に変わるのです。

美人の気分になると、いつもの通勤コースを歩いたり、オフィスで仕事をしたりするときも、気持ちが入ってきれいに動けるようになります。

そんなあなたの姿を見た人は、きっと「動作がきれい」「なんだか雰囲気違うね」などとほめてくれるはず。すると、嬉しくなってもっと頑張りたくなるでしょう。

まさに、私が「ミス・ユニバース」で初めてカラダの使い方とその効果を知ったときのように、「こんな素敵なことがあるなんて知らなかった! もっと続けたい!」と、意識と継続へのスイッチが入るのです。

正しい姿勢や美しい振る舞いを意識し、継続することは、体力も気力も必要なので最初はとても疲れます。でも、継続していくうちに、しだいにそれは「習慣」になっていくはずです。

そうしてカラダに落とし込むことができれば、知識は一生あなたのもの。ですから、取り組んでいただく価値は十分にあると自信を持っておすすめできます。

心身に起こる変化を楽しんで

『明日から美人』10頁

正しい「カラダの使い方」を継続していくなかで起こる最も大きな変化は、「自信がつくこと」だと思います。

私のレッスンにいらっしゃる方に受講理由を伺ってみると、ほとんどの方は「自信を持てるようになりたいから」とおっしゃるのですが、レッスンを続けるうちに、どなたも本当に自信がついてくるのです。

なぜ自信がつくのかというと、カラダを「美しく見せられる」ようになるからです。よく「カラダの使い方を覚えるとやせられますか?」「顔が小さくなりますか?」といった質問をいただくことがあるのですが、全身の筋肉を使うことによるシェイプアップ効果はあっても、顔が小さくなったり脚が長くなったりすることはありません。

でも、「そうなったように見せる」ことはできるのです。

たとえば冒頭でもご紹介したように、猫背で首が前に出ている状態と、背すじも首もまっすぐ伸びている状態とでは、顔の大きさが全然違って見えますよね。もちろん、物理的な見え方だけでなく、清潔感や品格といった印象も劇的に変わります。

こういう効果を理解して、それを自分のカラダで実践できるようになってくるので、レッスンを受けた皆さんは「私、きれいな人になれているかも!」と自分を好きになっていけるのです。

レッスンに初めてお越しになったときはうつむきがちだった方も、本来のご自身の魅力がわかると髪型やメイク、ファッションがどんどん変わってきます。

雰囲気もすっかり明るくなって「最初にいらっしゃったときと全然違いますね!」と、私のほうがびっくりしてしまうほどです。

こんな風に、美しく変わっていく手ごたえを感じたり、人からほめられたりするようになると「このまま続けよう」「もっと頑張ろう」という、意識と継続の上昇スパイラルに乗っていけます。

こうして、「美の土台」はしっかりと固まっていくのです。

野原 遥(のはら・はるか)
バチェラー・ジャパン シーズン3参加。ビューティースタイリスト。株式会社TheTRinity代表。2013年、自身が遭遇した事故による壮絶なリハビリを通して"カラダの使い方"の大切さを知る。その後、2016年Miss Universe Japanファイナリストとして日本大会へ出場し、"ウォーキング"、"姿勢"、"立ち居振る舞い"に出合ったことからカラダの使い方・表現の素晴らしさに気づく。人に与える印象や所作の美しさを求めてMIA(モデルインストラクター協会)認定講師資格を取得。プライベートレッスンや企業研修などを中心に、正しく美しい姿勢・ウォーキング・立ち居振る舞いのレクチャーを行っている。

『明日から美人』
 野原 遥[著]
 CCCメディアハウス[刊]

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