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「性的」批判を一蹴 ローリング・ストーンズMVで妖麗ダンス披露の米女優、胸元露わな大胆衣装は「自分で選んだ」

ニューズウィーク日本版 2023年12月28日 20時40分

<大胆な衣装でローリング・ストーンズのMVに出演し、官能的な演技を披露したシドニー・スウィーニー。「性的だ」との批判が上がるなか、本人は「キャリア最高の仕事だった」と振り返る>

女優シドニー・スウィーニーが、ローリング・ストーンズの18年ぶりとなるオリジナルアルバム「ハックニー・ダイヤモンズ」からの先行シングル「Angry」のミュージックビデオ(MV)を巡り、「性的対象にされた」との批判に反論した。

【動画】美ボディ爆発! 胸の谷間を露わにし、車の上で転げ回るシドニー・スウィーニーの官能的な姿

セックスやバイオレンスなど過激な描写で一大センセーションを巻き起こしたドラマ『ユーフォリア/EUPHORIA』でブレイクしたシドニーは、大胆な肌見せで話題になることも多く、美ボディの持ち主として評判。そんな彼女が、レザーのビスチェにスタッズが付いたホットパンツと星型にカットアウトを施した大胆なボトムを纏い、真っ赤なオープンカーの上で胸の谷間を露わに転げ回る官能的な姿を「Angry」で披露したのだから話題にならないわけがない。

 

世間の「性的対象」との捉え方に異論

ロサンゼルスのサンセット・ブルバード沿いに次々と現れるストーンズのメンバーの姿を映し出すビルボードをオープンカーに乗って眺めながらリズムに合わせて体を揺らすシドニー主演のMVが9月6日に公開されると、大きな反響を呼んだ。

「曲もMVも最高」「シドニーの起用は悪くないアイデア」「シドニー+ローリング・ストーンズ=完璧」とストーンズのファンの間では評判が上々だったが、「若い女性をモノのように扱う恐ろしいMV」と英国の人気ロックバンド、ブラーのフロントマン、デーモン・アルバーンが仏誌に語るなど、一部で「性的だ」と批判の声が上がっていた。

過去のインタビューで「胸が大きくて、ブロンドという以外は何もない」という世間の誤解を解きたいと赤裸々に告白したことがあるシドニーは、このほど英グラマー誌のインタビューに応じ、「性的対象」との世間の捉え方に異論を唱えた。

「ストーンズのMVに出られるなんて、クールでアイコニックなこと」「すごくイケていた」と述べ、動きはすべてフリースタイルで、衣装も数多くあった候補の中から自らが気に入って選んだものだとコメント。「警察にエスコートされてサンセット・ブルバードをオープンカーの上に乗って疾走するなんて、他に誰ができるというの?」と述べ、自身のキャリアの中でも最高の仕事だったと振り返った。

さらにセクシュアリティの表現について「フェミニストかとよく聞かれるけど、自分の体を受け入れることで、エンパワーメントを見つけた。それはセクシーだし、強い。悪いことだとは思わない」と話し、批判を一蹴した。

 

そんなシドニーにファンからは、「彼女は自分で衣装を選び、即興で踊り、明らかに楽しんでいる。批判はやめた方がいい」「音楽は彼女のようにセクシーなもの。すべてを批判したり、分析したりする必要はない」「彼女がホットだから嫉妬している?」と、擁護や共感の声が寄せられている。

[筆者]
千歳香奈子
北海道・札幌市出身。1992年に渡米し、カリフォルニア州サンタモニカ大学で写真を学ぶ。96年アトランタ五輪の取材アシスタントとして日刊スポーツ新聞社アトランタ支局に勤務。ロサンゼルス支局、東京本社勤務を経て99年よりロサンゼルスを拠点にハリウッドスターら著名人へのインタビューや映画、エンターテイメント情報等を取材、執筆している。日刊スポーツ新聞のサイトにてハリウッド情報や西海岸のトレンドを発信するコラムも寄稿中。著書に『ハリウッド・セレブ』(学研新書)。



千歳香奈子

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