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日本の天皇皇后両陛下にも...ダイアナ元妃のカーテシーが再び注目され、「完璧」「お手本」だと称賛の声

ニューズウィーク日本版 2024年1月14日 13時0分

<ネットフリックスのドラマ『ザ・クラウン』で悲劇的な死が描かれたことで、再びダイアナ元妃の人気が高まっている>

故ダイアナ元英皇太子妃のうやうやしさに満ちたカーテシー(お辞儀)が、新たに拡散中の動画で注目を集めている。メーガン妃の「伝統軽視」でも話題となったカーテシーだが、過去にダイアナが行ったエレガントなお辞儀を見た人々から「完璧そのもの」「これぞお手本」といった声が上がっているのだ。

■【動画】「これぞお手本」「エレガント」...ダイアナ元妃のカーテシーが「完璧」だと、再び注目を集める

「カーテシー論」がソーシャルメディアを席巻し始めたのは2022年。引き金になったのは、ダイアナの義理の娘にあたるメーガン妃の発言だ。

英王族はそれぞれ、どんなカーテシーを披露してきたのか――オンラインではダイアナを始め、国王チャールズ3世の妹のアン王女、キャサリン皇太子妃、その娘のシャーロット王女、メーガンらのお辞儀が分析の対象になってきた。

英王室の女性メンバーは王や女王に挨拶する際、敬意を示すために、ひざを折り曲げてお辞儀をする。

メーガンは2022年12月にネットフリックスで配信されたドキュメンタリー番組『ハリー&メーガン』で、この作法に言及。当時は恋人だったヘンリー王子の祖母、故エリザベス女王にカーテシーをするよう求められたことを、当初「冗談」だと思ったという発言が批判された。

さらに、エリザベスとの初対面を振り返って、メーガンは番組中で大げさなお辞儀を再現してみせた。自分を卑下するつもりだったのかもしれないが、女王やイギリスの伝統への敬意に欠けるとの声が上がった。

日本の天皇皇后両陛下にもうやうやしくお辞儀

新たに注目を集めているのは、TikTokユーザーの remembering.dianaが年末に投稿した動画だ。世界各国の王族・皇族に対して、ダイアナが行った数々のカーテシーの様子を捉え、その見事なしぐさがロイヤルファンに称賛されている。

英王族と親しい仲の遠縁だった最後のギリシャ国王コンスタンティノス2世(昨年1月に死去)、スペイン国王だったフアン・カルロス1世(汚職疑惑のなか、14年に退位)へのカーテシーのほか、早すぎる死を迎える2年前の1995年に訪問した日本で天皇と皇后それぞれに対して行ったお辞儀など、動画に取り上げられているカーテシーは、たしかに実にエレガントだ。

この動画の再生回数は既に20万回を超え、「いいね」は1万8000件以上。多くのコメントが寄せられており、多くがダイアナとそのお辞儀をたたえている。

『ザ・クラウン』が最後の日々と事故をドラマ化

「彼女のカーテシーは完璧そのもの。私だったら、よろけていただろう」「これぞお手本。最近の王族に、お辞儀の仕方を教えられるのは彼女だけだ」「安定感抜群!」といったものだ。

ダイアナとその人生への関心は、ここへきて復活している。英王室を描くネットフリックスの人気作『ザ・クラウン』が最終シーズンで、36歳で死去したダイアナの最後の日々と悲劇的な自動車事故をドラマ化したことがきっかけだ。

昨年後半に2回に分けて配信された最終シーズンの前半では、エリザベス・デビッキ演じるダイアナと「最後の恋人」ドディ・アルファイドの関係、1997年8月31日に訪れた2人の死をめぐる状況に焦点が当てられている。



ジェームズ・クロフォード=スミス

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