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またしても「訓練不足」露呈...味方が発射したロケットランチャーの「後方噴射」直撃で倒れ伏すロシア兵

ニューズウィーク日本版 2024年1月31日 20時30分

<多くの兵士が正式な訓練を受けていないことは、これまでにも指摘されてきたが...>

ロシア兵がロケットランチャーを発射し、そのバックブラスト(後方噴射)が近くにいた仲間に直撃するという新たな動画が浮上した。

【動画】バックブラスト直撃で倒れ伏すロシア兵

ネット上に投稿された日付不明の映像はウクライナの偵察用ドローンが撮影したもので、戦場を移動するロシア兵とみられる2人の人物が映っている。1人の兵士がロケットランチャーを発射するや否や、すぐ後ろに立っていた兵士が倒れ伏す様子が見て取れる。

この動画は、ウクライナの第5独立強襲旅団の大隊によるものとされているが、信ぴょう性については独自に検証できていない。本誌はウクライナ軍とロシア国防省にメールでコメントを求めている。

西側のアナリストらによると、ロシアの兵士の多くは2022年秋の「部分的動員」後に軍に加わっているが、正式な訓練はほとんど受けていないという。

英国防省は2023年5月中旬、ロシアの部隊の多くが「訓練不足」の動員された予備役によって埋め合わされ、ますます「時代遅れの装備」を使用するようになっていると述べた。それから何カ月も経っているが、この戦争が終わりに向かう気配はない。



エリー・クック

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