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マイリー・サイラスのグラミー賞でのパフォーマンスに「肌を見せすぎ」「必死すぎて恥ずかしい」の声

ニューズウィーク日本版 2024年2月11日 20時15分

<グラミー賞授賞式に「裸に安全ピンだけドレス」で登場した歌手マイリー・サイラスだが、本業でイマイチな反応を受けてしまった>

歌手マイリー・サイラスがグラミー賞授賞式で行ったパフォーマンスがインターネット上で笑いものにされており、彼女の振る舞いが「ぎこちなかった」とする否定的な声が上がっている。グラミー賞の場で「裸に安全ピンだけ」という前衛的なファッションを披露して話題をさらった彼女だが、本業の方でイマイチな評価を受けてしまったようだ。

■【動画】「肌を見せすぎ」「必死すぎ」と批判された歌唱パフォーマンス/話題になった「裸に安全ピンだけドレス」

サイラスはロサンゼルスのクリプト・ドットコム・アリーナで開催された2月4日の授賞式で最優秀ポップ・パフォーマンス(ソロ)を受賞し、ヒット曲「フラワーズ」を披露した。大ヒットを達成しているこの曲だが、グラミー賞でのサイラスのパフォーマンスを見た人々の反応はイマイチだった。

X(旧ツイッター)には、「マイリー・サイラスのパフォーマンスがマジでぎこちないと思うのは私だけ?」「マイリー・サイラスは必死すぎて、なんだか恥ずかしい感じ」「マイリーのパフォーマンス、私は好きじゃない」「新しい感じを出そうとしすぎている」といった批判のコメントが寄せられた。

「マイリーはすごく才能があるのに、どうしてティナ・ターナーやドナ・サマーの真似みたいなことをしているの?」「嘘っぽい」「最悪。彼女のパフォーマンスは本当にひどかった」「ステージ上でのパフォーマンスの仕方を知らない」とする声もあった。

マイリー・サイラスのステージを擁護する声も

一方で彼女を擁護する声もあり、サイラスを批判する人々に反発する声も上がった。

「今夜のマイリーについて、一部の人が言っていることにムカついている」「肌を見せすぎだとか、歌声やパフォーマンス、人柄まで悪く言う人がいる」「ファンにならなくてもいい。でも彼女は色々なことを乗り越えて、今夜はありのままの自分で楽しんでいるだけ。彼女を好きになる必要はないけれど、否定的な意見は自分の胸にしまっておくべき!」といったものだ。

「批判するなんて何様? 今夜の彼女からは熱が伝わってくるし、けなすところがあるとも思えない。このアプリ上の人はみんな、本当に惨めだね」との反論もある。

サイラスはグラミー賞授賞式でのパフォーマンスの中で、「もっと熱くなれ」と観客を煽った。「どうしてこの曲を知らないみたいな振りをしているの?」と彼女は観客に問いかけ、自分と一緒に歌うように促した。

観客が大歓声を上げる場面もあった

だが彼女が曲の途中で受賞の喜びを表現すると、雰囲気は一変した。彼女が曲の歌詞である「涙が出てきたけど、ふと思い出した」という部分を「思い出した。たった今、初めてのグラミーを受賞したんだった」に変えて歌うと、観客は大歓声を上げてサイラスに拍手を贈った。サイラスはその後、年間最優秀レコード賞も受賞した。

2023年1月にリリースされた「フラワーズ」は、スポティファイ史上最速で1億回再生を突破した。この曲はサイラスが元夫のオーストラリア人俳優リアム・ヘムズワースについて歌ったものだとされている。サイラスとヘムズワースは9年間にわたって別れと復縁を繰り返した後、2018年に結婚したものの2020年に離婚した。

「フラワーズ」のリリース日がヘムズワースの33歳の誕生日だったことから、この曲は彼への当てつけソングではないかという噂が浮上した。「フラワーズ」は恋人との別れを経験した後、男性なんて必要ないと自分に言い聞かせ、自分を愛することに集中することを選ぶ女性を歌った曲だ。



ソフィー・ロイド

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