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カイリー・ジェンナーのセクシーな「ドレス」動画が炎上...「細身のモデルばかり」「自分のことしか考えてない」

ニューズウィーク日本版 2024年3月10日 7時0分

<カイリー・ジェンナーが、自身のブランド「KHY」のプロモーション動画で自らモデルを務めたが、その内容に批判が集まる結果に>

米人気モデルのカイリー・ジェンナー(26)が、自身が手がけるアパレルブランド「KHY」(カイ)のSNSで展開するプロモーションをめぐって批判を受けている。この動画ではカイリー自らがモデルとして、KHYのアイテムを着用。(おそらくわざと)服の中身を「チラ見せ」するシーンを挟みつつ、体のラインを強調するデザインの服を宣伝している。

■【動画】わざと?「服の中身」を見せる場面も...「サイズ」問題で炎上したボディラインを強調するドレス動画

この服は、2月27日に発表されたKHYの最新作だ。カイリーのブランドを応援しようと母親のクリス・ジェンナー(68)も撮影に立ち合い、オフショットなどをインスタグラムに投稿した。

公開された舞台裏の動画で、カイリーは体にフィットした中間色の服を着用し、カメラに向かって魅惑的な表情をする場面もある。さらにカイリーはフォトセッションでポーズを取るだけでなく、別のモデルのドレスを調整したり、母親やカメラマンと一緒に画像を確認したりと、クリエイティブな作業に取り組んでいる。

そうした様子を撮影したクリスは「カイリーのKHYが新作をリリース!」と題した動画を投稿し、「体にフィットするシルエット、革新的なディテール、そしてプレミアムな素材。khy.comでXXS〜4Xのサイズが購入可能」と宣伝した。

「プラスサイズのモデルも起用すべき」の声が

しかし動画を目にしたフォロワーたちの反応は、母娘が期待したものとは違っていた。キャプションには「4X」と大きなサイズを記載しておきながら、プロモーション動画にはプラスサイズのモデルを起用していないと非難の声が上がったのだ。

「4Xのモデルはどこにいるの?」「大きいサイズのモデルを起用すべき」「このラインの大きなサイズは忘れたほうがいい」といったコメントが寄せられている。

「大きいサイズの女性たちがタイトで露出の多い服を着るなんて、勘弁して。あなたは自分のことしか考えてない」という意見もある。あるユーザーは、「4Xくらいで本当にインクルーシブと言えるの? 私の知り合いには、もっと大きいサイズの人たちもいる。プラスサイズは4Xのことじゃない」と述べた。

一方、新作を評価する声もある。「美しいライン」「どれもすごく好き。クラシックにクールなひねりを効かせている」「素晴らしいコレクション」という意見が上がっている。

あるユーザーは、「XXS〜4Xのサイズはありがたい」と投稿。別のユーザーも「私たちプラスサイズの女性も加えてくれてありがとう。あなたは私を励ましてくれる」と書き込んだ。

ファッションで論争を招くお騒がせ一家

カーダシアン&ジェンナー一家は、ファッションで頻繁に論争を起こしている。例えばカイリーの異父姉であるキム・カーダシアンは2月28日、フランスのファッションブランド、ミュグレーのコルセット姿の写真を公開した。

高級ブランドの香水瓶のようなそのデザインを気に入ったファンもいたが、「女性の不健康なプロポーション」を助長しているとの批判も集まった。豊かなバストやヒップに比べてウェストが異常なほど細く、そうしたプロポーションを「美」の基準として推奨するのは間違っているという声が上がったのだ。

キムは2022年にも、マリリン・モンローが1962年にジョン・F・ケネディのためにバースデーソングを歌った際に着用したドレスを着てメットガラに出席し、騒動を起こしている。

この有名なドレスは、キムが着用した際に破損したと報じられ、ネット上で怒りを買った。また、キムがこのドレスを着るために約7キロ減量したと発言したことで、さらなる反発を招いた。

クロエ・カーダシアンも同年、黒人女性を鎖でつないでいるように見える2003年のハロウィンの写真をめぐって非難を浴び、「売春あっせん業者」のようなコスチュームだと指摘された。


ソフィー・ロイド

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